パールイズミ撥水性を獲得し丈を伸長冬の定番シューズカバー2種がモデルチェンジ｜PEARL iZUMi

Bicycle Club編集部

2025年12月03日

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日本のサイクルウェアブランド、パールイズミが2025年秋冬コレクションを発表。冬のライドに欠かせないシューズカバーのラインアップから、0℃対応の「ウィンドブレークサーモシューズカバー」と5℃対応の「ウィンドブレークロードシューズカバー」という2つの定番モデルがアップデートを果たした。定評ある防風素材「ウィンドブレーク®」に撥水性能が追加されたほか、カフ（足首）の丈が長くなり、よりスタイリッシュなシルエットへと進化している。

厳冬期のライドを快適にする足元の必需品が進化

本格的な冬の到来とともに、サイクリストにとって最も切実な悩みとなるのが「末端の冷え」だ。特にペダリングの風を真っ向から受ける足先は、一度冷えてしまうと感覚がなくなり、パフォーマンス低下に直結する。日本の気候と日本人の体型を知り尽くしたパールイズミから、冬のライドを快適にサポートするシューズカバー2種が、機能性とデザインを刷新して登場した。

今回アップデートされたのは、厳冬期に対応する「ウィンドブレークサーモシューズカバー（7906）」と、冬の標準的な気温に対応する「ウィンドブレークロードシューズカバー（7911）」の2モデル。長年多くのサイクリストに愛用されてきた冬の必需品が、さらに使いやすく、高性能に生まれ変わった。

撥水性向上と軽量化を果たした「ウィンドブレーク®」素材

2つのモデルに共通する最大のトピックは、メイン素材の進化だ。採用されている防風透湿素材「ウィンドブレーク®」は、冷風をシャットアウトする防風性と、ウェア内の蒸れを逃がす透湿性、そしてペダリングを妨げないストレッチ性を兼ね備えたパールイズミの代名詞的な冬用素材である。

今回のモデルチェンジでは、この素材に新たに「撥水性能」が追加された。これにより、冬場に多い急な小雨や、濡れた路面からの泥跳ねに対するプロテクション能力が向上。水分の浸透による冷えのリスクを軽減してくれる。また、素材自体も柔らかく軽量に進化しており、従来モデル以上にしなやかな着用感を実現している。

デザイン面での変更点として見逃せないのが、丈（カフ）の長さが従来比で「＋2cm」延長されたことだ。足首を覆う範囲が広がることで保温性が高まるだけでなく、ビブタイツとの重なり部分に余裕ができるため、ペダリング中に隙間ができて冷気が侵入するといったトラブルも防げる。視覚的にも足元がスラリと長く見え、より現代的でスタイリッシュなシルエットになっている。

カイロポケットで極寒を乗り切る「ウィンドブレークサーモシューズカバー」

「ウィンドブレークサーモシューズカバー」は、気温0℃前後の極寒期に対応する最も暖かいフラッグシップモデルだ。冷風が最も当たりやすい足先から甲部分にかけて中綿を封入することで、ダウンジャケットのような高い保温力を発揮する。

本モデル最大の特徴といえるのが、甲側の裏面に配置された「小型カイロ収納用インナーポケット」の存在だ。市販の使い捨てカイロを収納することで、自ら発熱しない足先に熱源を確保することができる。血流が滞り感覚がなくなりがちな真冬のつま先を強力に温めるこの機能は、氷点下の早朝ライドや、運動強度の低いロングライドにおいて絶大な効果を発揮するだろう。

パールイズミウィンドブレークサーモシューズカバー / 7906

価格：11,000円（税込）

サイズ：M（24-25.5cm）、L（26-27.5cm）、XL（28-29.5cm）
カラー：ブラック

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使い勝手を追求したスタンダード「ウィンドブレークロードシューズカバー」

「ウィンドブレークロードシューズカバー」は、気温5℃前後を想定したスタンダードモデル。関東の平野部など、多くの地域の冬のライドで最も使用頻度が高いであろう一足だ。

着脱のしやすさに定評があり、後部は大きく開くフルオープンファスナーを採用。ファスナーの引手を倒すことでロックがかかる「ロックファスナー」機構を備えており、走行中の振動で勝手にファスナーがずり下がってくるストレスから解放される。足裏はベルクロ仕様となっており、シューズの形状に合わせたフィッティングの微調整も容易だ。

耐久性と快適性への配慮も細やかだ。歩行時やペダリング時につま先が路面と擦れやすいことを考慮し、つま先と足裏中央部分には耐久性の高いPVC素材を配置。また、足首の足口部分には伸縮性に富んだネオプレーン素材を採用することで、足首へのフィット感を高め、冷気の侵入をシャットアウトする構造となっている。後部には再帰反射素材も備えられ、日が落ちるのが早い冬場のライドでも視認性を確保し安全性を高めている。