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【山小屋泊・テント泊登山】管理人が常駐する小屋では北アルプス最北。「朝日小屋(あさひごや)」|北アルプス山小屋大全

愛情あふれるホスピタリティでファンが多い清水ゆかりさんが小屋主を務めているのが朝日小屋だ。どの登山口からも長い時間がかかり、少し気合を入れて歩いていかねばならないが、到着さえすれば、あとは天国。小屋の南に位置する白馬岳から清水尾根の連なりはじつに見ごたえがあり、夕陽が沈んでいく北西の日本海の眺めもすばらしい。小屋の中でのんびりしすぎず、屋外も積極的に楽しもう。

夕食には珍しいラーメンがメニューに入っていたり、食前酒まで提供されたりと、“食”に関する工夫には感心するばかりで、夜になると販売されるお弁当類のおいしさにも定評がある。特筆すべきは、小屋内のトイレがすべて水洗のシャワータイプであること。宿泊者には非常に好評で、衛生観念が高い人でも心地よく泊まれるはずだ。

\スタッフボイス/

小屋の周囲の山々に少しだけ雪が残っている7月下旬はとくに景色がよく、おすすめの季節です。高山植物も豊富なので、可憐に咲き誇る花々もぜひ楽しんでください

インフォメーション

テント場 個室 自炊室 乾燥室 お風呂 生ビール
ドコモ au ソフトバンク 楽天 公衆電話
×

■連絡先
080-2962-4639
https://www.asahigoya.net/

■営業期間
6月下旬~10月中旬

■収容人数
50人

■標高
2,150m

■宿泊料金
1泊夕食付:¥13,500
素泊まり:¥9,500
お弁当類:¥400

■水
無料

館内施設

1.広々とした食堂

窓も広く、席と席のあいだの通路にも余裕があり、リラックスして食事を楽しめる。朝はこの一角にコーヒーやおすましが用意され、前日購入した混ぜごはんもここで食べられる。

2.親切な掲示版

夕食のメニューや購入できるお寿司や混ぜごはん(どちらもひとつ¥400)の説明がていねいに記され、とてもわかりやすい。見ているだけで食欲がわいてくる。

3.使いやすい自炊室

テント場のほうに面した小屋の一角は、小屋泊まりの人専用の自炊室。水道もここにあり、ステンレスが張られたテーブルはそのままバーナーを使っても安全だ。

4.すべての情報が集約される受付

気持ちのよい挨拶で歓迎してくれる受付。奥に座っているのは管理人の清水さんだ。お土産などの値段を記したわかりやすい表もあり、とても便利である。

5.なんと水洗! きれいなトイレ

街で使うのとまったく同じシャワートイレを完備! もちろん水洗だ。水には恵まれた立地とはいえ、標高2,000mを超える場所で、このトイレとは驚きだ。

いざ栂海新道、日本海へ歩こう!

朝日岳から日本海まで続く登山道が、標高差2,000m以上にもなる栂海新道だ。朝日小屋は無人小屋以外では北アルプス最北の地にあり、栂海新道を下る際の玄関口の役割を果たしている。

このハードな長距離縦走路に挑戦したい人にとって、朝日小屋の存在はとても貴重で、安全のために最新情報をここで入手したい。ただ、実力不足の人が栂海新道に立ち入って遭難を起こす事故が増えており、無謀な登山は絶対に避けるべきだ。

日本屈指の豪雪地帯ゆえに森林限界が低く、地中にしみ込んだ雪解け水によって栂海新道には美しい湿原が点在。東北の山のような雄大さを持つ山域だ

北に向かって歩き続けると、黒部川が作り出した扇状地や日本海がどんどん近づいてくる

最後は日本海! 親不知の海岸が栂海新道のゴールだ

夕日を見逃すな!

北アルプスの山小屋で日本海を眺めるのにもっとも適しているのが、朝日小屋だ。
夕日が能登半島のほうへ沈んでいき、天気がよければ空は真っ赤に! 小屋から数分歩けば、ますます絶景を拝める。

食事

【夕食】
この日のメニューは、ホタルイカの沖漬け、ふろふき大根、昆布じめなどに加え、なんとラーメン! 多くが地元の食材で、清水さんやスタッフが時間をかけて作り上げたものばかりだ。

【朝食】
現在、朝食は提供しておらず、その代わりにパックに入れた「五目」「鶏そぼろ」「梅しらす」の混ぜごはんを販売。同様に購入できるお寿司は「ます」「くるみ」「的鯛」の3種類だ。

部屋

大部屋の中央にはワイヤーラックがあり、荷物はここか廊下に。部屋を広く使うための決まりだ。

天井が高い小部屋には扇風機もあり、電源のコンセントも。自室でバッテリーを充電できるとは、とてもありがたい。

お土産・売店

お土産や食料類も非常に充実。とくにTシャツは種類も色も多く、目移りする。せんべいは一枚単位で販売。

テント場

地面:土、砂
テント設営数:50
利用料金:¥2,000

小屋の前は広いテント場。ほぼまっ平らで、どの場所を選んでもフラットな状態で安眠することができる。水場やトイレがテント場にも設置されているのも便利で、はじめに受付さえ済ませれば、あとはテント場でのんびりできる。

「朝日小屋」公式HPをご確認ください。

※この記事はPEAKS[2024年9月号 No.167]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。
※最新の情報を直接ご確認の上ご計画ください。

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PEAKS 編集部

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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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