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75歳以上クラスで日本が2・3位! ニセコで幕開けたアマチュア自転車世界選手権|UCIグランフォンド世界選手権

アマチュアロードサイクリングの最高峰イベント「UCIグランフォンドワールドチャンピオンシップス」が8月27日から競技がスタート。北海道・ニセコ地域を舞台に世界から多くのサイクリストが集結している。競技初日となったこの日は、15kmの個人タイムトライアルを実施。年齢別に順位を競い、22のカテゴリーで世界チャンピオンが誕生した。地元開催となった日本勢も奮闘し、菊池香、中島初美、津村民生の3選手が表彰台に上がっている。

人気観光地のニセコが世界王者を決める戦いの舞台に

UCIグランフォンドワールドチャンピオンシップスは、その名の通りグランフォンドの世界チャンピオンを決める戦い。世界各大陸・全年齢層のアマチュアロードサイクリストにとって最も格式あるイベントとされる。

個人タイムトライアル開催地・共和町の成田慎一町長がスターターを務めた © Syunsuke FUKUMITSU

ニセコでのグランフォンド開催といえば、例年6月に開催される「ニセコクラシック」がおなじみ。国内外からの人気の高いイベントであると同時に、観光地としても世界的に知られるニセコで今年はUCI(国際自転車競技連合)公認の世界大会が催されることになった。

大会に出場するには、世界各地で開催されるUCIグランフォンド・ワールドシリーズの対象大会で各年代区分の上位25%に入ることが条件。晴れてニセコが開催地となった今回は、昨年8月から対象大会が開催され、6月7日に行われたツール・ド・ふくしまもそのひとつに。また、開催国枠として日本人ライダーを対象にワイルドカードでの出場資格も付与されている。

羊蹄山をバックに走る選手 © Syunsuke FUKUMITSU

今大会は26日から関連行事が始まり、メインとなる競技種目は27日からスタート。30日までの日程で開催され、64カ国から2500人ものアマチュアロードサイクリストがニセコに集まっている。

22人の年代別チャンピオンが誕生

27日に行われた個人タイムトライアルは、共和町役場を発着点とする15kmで競った。大きなアップダウンがなく、ほぼフラットなレイアウト。直線部分が長く、まさにTT巧者向きの趣きとなった。

選手たちは年代に分かれ、30秒おきにスタートしていく © Syunsuke FUKUMITSU

女性・男性合わせて約400人がスタートラインにつき、年長カテゴリーから順にひとりずつコースへ。30秒ごとに次々とライダーが出発していった。

女性10、男性12のカテゴリーで世界チャンピオンが決まり、レース後にはカテゴリーごとに上位3選手が表彰台へ。年代ごとに表彰するのがグランフォンドの良さで、今大会の個人タイムトライアルでは22人の世界チャンピオンがニセコで誕生した。

平坦な道を力走する選手たち © Syunsuke FUKUMITSU

地元開催で日本勢3選手が表彰台に

開催国の日本勢にとっても実りある初日となった。女子65-69歳では菊池香選手が3位に入り、世界の舞台で銅メダルを獲得。男子75-79歳では中島初美選手が2位、津村民生選手が3位と、日本人2選手がそろって表彰台に立った。

中島選手はトップのTinsley JANES(ニュージーランド)と1分17秒差。津村選手も2分07秒差で続き、75歳以上のカテゴリーで表彰台3枠のうち2つを日本勢が占める健闘を見せた。

ワイルドカード(開催国枠)を含め、多くの日本人ライダーが今大会にエントリーしている。30日のメインイベント・ロードレースでのさらなる活躍にも期待がかかる。

8月28日はチームリレー

翌28日には、今回のベースタウンである倶知安町の市街地コースを使ってチームリレーを実施する。

同一国籍の4選手でチームを編成し、1.9km周回をひとり3周。第1走者が3周回走り終えたら第2走者へ、第2走者以降も同じ要領で4人でつないでいく。

なお、チーム編成条件として、年齢を問わず女性・男性それぞれ1名ずつ、性別問わず40歳以上1名、同じく50歳以上1名を含めることが必須となる。

また、メインイベントであるロードレース(140km、80km)は大会最終日・30日に実施される。

UCIグランフォンドワールドチャンピオンシップス ニセコ 個人タイムトライアル(15km)結果

女子75-79歳

© Syunsuke FUKUMITSU

1 Mary CULLEN(ニュージーランド)26:03.35
2 Sharon PRUTTON(ニュージーランド)+15.65
3 Margaret DOCKING(イギリス)+3:12.37

女子70-74歳

© Syunsuke FUKUMITSU

1 Patricia CALDEIRA(アメリカ)22:46.69
2 Glenda SIGNORINI(オーストラリア)+2:22.25
3 Mary JONES(ニュージーランド)+3:23.09

女子65-69歳

© Syunsuke FUKUMITSU

1 Andrea NIGHTINGALE(イギリス)23:39.87
2 Betsy HARD(アメリカ)+21.68
3 Kaori KIKUCHI(日本)+1:05.64

女子60-64歳

© Syunsuke FUKUMITSU

1 Diane OTLEY-DOE(オーストラリア)21:42.03
2 Jane DESPAS(アメリカ)+1:01.07
3 Irmi LEHMANN(ドイツ)+1:24.10

女子55-59歳

© Syunsuke FUKUMITSU

1 Anne ELLIOTT(オーストラリア)22:13.07
2 Karla ANTONIO(アメリカ)+9.32
3 Bernarda THOMPSON(アメリカ)+24.77

女子50-54歳

© Syunsuke FUKUMITSU

1 Molly VAN HOUWELING(アメリカ)21:03.05
2 Marina LETAEVA +13.38
3 Jeannie BLAKEMORE(ニュージーランド)+23.11

女子45-49歳

© Syunsuke FUKUMITSU

1 Simone STEFFEN(スイス)21:52.00
2 Marcia Alejandra BARRIOS CARRASQUEL(ベネズエラ)+1.27
3 Sarah MORRISON(ニュージーランド)+8.46

女子40-44歳

© Syunsuke FUKUMITSU

1 Martyna WISNIEWSKA(ポーランド)20:42.17
2 Alina MYLKA(ポーランド)+53.67
3 Monique BRAKE(ニュージーランド)+1:02.87

女子35-39歳

© Syunsuke FUKUMITSU

1 Ewelina WOLOS(ポーランド)20:17.87
2 Hayley SIMMONDS(イギリス)+5.98
3 Ewelina MIERNIK(ポーランド)+15.27

女子19-34歳

© Syunsuke FUKUMITSU

1 Rotem GAFINOVITZ(イスラエル)21:09.57
2 Jin FENG(中国)+33.84
3 Ada OGIEGLO(ポーランド)+38.46

男子85-89歳

© Syunsuke FUKUMITSU

1 Marcel ÉVE(フランス)25:42.76

男子80-84歳

© Syunsuke FUKUMITSU

1 Colin HOWKINS(オーストラリア)24:56.90
2 Kevin DONOVAN(オーストラリア)+5.12
3 Russell BELL(イギリス)+29.83

男子75-79歳

© Syunsuke FUKUMITSU

1 Tinsley JANES(ニュージーランド)22:18.69
2 Hatsumi NAKAJIMA(日本)+1:17.56
3 Tamio TSUMURA(日本)+2:07.32

男子70-74歳

© Syunsuke FUKUMITSU

1 James DICKERSON(アメリカ)20:58.37
2 Roger CULL(オーストラリア)+12.66
3 Joel KATZ(カナダ)+22.17

男子65-69歳

© Syunsuke FUKUMITSU

1 Alan NELSON(オーストラリア)19:48.52
2 Jim MCMURRAY(ニュージーランド)+26.59
3 Tim STONE(アメリカ)+32.78

男子60-64歳

© Syunsuke FUKUMITSU

1 Jørn FJELDAVLIE(ノルウェー)19:27.28
2 John MADDEN(アイルランド)+24.61
3 Brendan SULLIVAN(アメリカ)+38.44

男子55-59歳

© Syunsuke FUKUMITSU

1 Robert NUNES(コスタリカ)19:03.65
2 Bruce BIRD(カナダ)+17.90
3 Adrian JACH(ポーランド)+25.46

男子50-54歳

© Syunsuke FUKUMITSU

1 Robert BRAAM(オランダ)18:26.99
2 Torbjorn ENGER(ノルウェー)+14.44
3 Girts VEVERS(ラトビア)+19.28

男子45-49歳

© Syunsuke FUKUMITSU

1 Oeystein Seth FISKAA(ノルウェー)18:04.93
2 Andrew KNIGHT(アメリカ)+17.34
3 Ioannis ZENTELIS(ギリシャ)+53.50

男子40-44歳

© Syunsuke FUKUMITSU

1 Wojciech KUZIARA(ポーランド)18:56.51
2 Ladislav RYBARIK(スロバキア)+5.86
3 Aleksandrs ZAVOLOKS(ラトビア)+19.59

男子35-39歳

© Syunsuke FUKUMITSU

1 Daniel HOCHSTRASSER(オーストリア)17:42.40
2 Zack MORRIS(カナダ)+45.60
3 Christopher PULOMENA(アメリカ)+48.56

男子19-34歳

© Syunsuke FUKUMITSU

1 Glenn VAN NIEROP(オランダ)17:53.91
2 Julian BRAUN(ドイツ)+2.42
3 Aidar ZAKARIN +18.58

※選手名のアルファベット表記は正式リザルトに基づく
全リザルトは大会公式ウェブサイトを参照。
https://nisekoclassic.com/news/2026-uci-results-en

22人の世界チャンピオンがそろって © Syunsuke FUKUMITSU

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PROFILE

福光俊介

福光俊介

サイクルジャーナリスト。サイクルロードレースの取材・執筆においては、ツール・ド・フランスをはじめ、本場ヨーロッパ、アジア、そして日本のレースまで網羅する稀有な存在。得意なのはレースレポートや戦評・分析。過去に育児情報誌の編集長を務めた経験から、「読み手に親切でいられるか」をテーマにライター活動を行う。国内プロチーム「キナンサイクリングチーム」メディアオフィサー。国際自転車ジャーナリスト協会会員。

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サイクルジャーナリスト。サイクルロードレースの取材・執筆においては、ツール・ド・フランスをはじめ、本場ヨーロッパ、アジア、そして日本のレースまで網羅する稀有な存在。得意なのはレースレポートや戦評・分析。過去に育児情報誌の編集長を務めた経験から、「読み手に親切でいられるか」をテーマにライター活動を行う。国内プロチーム「キナンサイクリングチーム」メディアオフィサー。国際自転車ジャーナリスト協会会員。

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