
「敵は自分自身」川本翔大が大会新で金メダル 杉浦佳子、木村・三浦組、小釜莉代も表彰台|アジアパラ
Bicycle Club編集部
- 2026年10月20日
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愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会のパラサイクリング・トラック競技が10月19日、伊豆ベロドロームで行われ、日本勢は金メダル1個、銀メダル2個、銅メダル1個を獲得した。男子C1-2 3000m個人パーシュートでは川本翔大が優勝。女子C1-3 3000m個人パーシュートの杉浦佳子、男子B 4000m個人パーシュートの木村和平/三浦生誠組が銀メダル、女子C4-5 1000mタイムトライアルの小釜莉代が銅メダルを獲得した。
川本翔大が大会新で金メダル

男子C1-2 3000m個人パーシュートでは川本が予選で3分34秒104の大会新記録を樹立。そのまま決勝でも梁偉聡(リャン・ウェイツォン、中国)を下し、金メダルを獲得した。

レース前、川本は「敵は自分自身。自分に負けないように頑張る」と語っていた。その言葉どおり自身との戦いに打ち勝ち、アジア王者の座をつかみ取った。

杉浦佳子は銀メダル 声援に感謝

女子C1-3 3000m個人パーシュートでは王小梅(ワン・シャオメイ、中国)が優勝し、杉浦が銀メダルを獲得した。
レース後、杉浦は「ライバルが強いことは分かっていましたが、思った以上に強かったです。本当はもう少し粘れると思っていたのですが、『もう来たのか』という感じでした」と振り返った。
今回のレースでは途中で追い抜かれる展開となり、「3kmパーシュートで抜かれたのは初めての経験でした。これが追い抜きか、と思いました」と苦笑い。それでも「トラックの練習量は十分ではありませんでしたが、自己ベストに近いタイムを出したいと思って臨みました。3kmを走り切りたかった思いはありますが、メダルという結果を残せたことは、これまで支えてくださった方々への恩返しになったと思います」と語った。
また、観客席へ手を振る姿も見られた杉浦は、「たくさんの声援が本当にありがたかったです。ああして応援してくれる方がいることが、選手にとって一番のおもてなしだと思います」と感謝を口にした。
さらに今後については、「今回で一区切りという考えもありましたが、このままでは終われないかもしれませんね」と笑顔を見せ、現役続行にも含みを持たせた。

木村和平/三浦生誠組は銀メダル 翌日の本命種目へ

男子B 4000m個人パーシュートでは、キム・ジョンビン/ユン・ジョンホン組(韓国)が優勝。木村和平/三浦生誠組は銀メダルを獲得した。韓国ペアは予選で4分26秒010の大会新記録をマークしている。

レース後、木村/三浦組は「優勝した韓国チームは本当に強かったです。僕たちは1000mタイムトライアルをメインターゲットにしているので、今日はそこを見据えて走りました」とコメント。
さらに「これ以上頑張っても相手に勝てる状況ではないと判断しました。目標は1000mタイムトライアルです。そこで勝ちたいと思っています」と語り、本命種目となる翌日のレースへ闘志を見せた。

小釜莉代が銅メダル 転向後初の大舞台で表彰台

女子C4-5 1000mタイムトライアルでは小釜莉代が3位に入り銅メダルを獲得した。
小釜は「パラサイクリングに転向してから初めての大きな大会でした。中国の2選手が強いことは分かっていましたが、実際に走ってみると格の違いを感じました。その中でメダルを持ち帰ることができたのはうれしいです」とコメント。
一方で、「今日は自分にとって一番苦手な種目でした。目標としていた1分20秒を切れなかったことは悔しく思っています。また頑張りますので、応援よろしくお願いいたします」と前を向いた。
記録面でもハイレベルな戦い
女子C4-5 1000mタイムトライアルでは、優勝した李慧玲(リ・フイリン、中国)が予選で1分11秒390をマークし、世界記録(WR)と大会記録(GR)を更新した。このほか、男子C1-2 3000m個人パーシュート予選で川本が、男子B 4000m個人パーシュート予選で韓国ペアがそれぞれ大会新記録を出すなど、記録面でもハイレベルな戦いが繰り広げられた。
日本勢メダル獲得者

金メダル 川本翔大(男子C1-2 3000m個人パーシュート)

銀メダル 杉浦佳子(女子C1-3 3000m個人パーシュート)

銀メダル 木村和平/三浦生誠(男子B 4000m個人パーシュート)

銅メダル 小釜莉代(女子C4-5 1000mタイムトライアル)
この日の主な記録

川本翔大(日本/男子C1-2 3000m個人パーシュート予選)大会新記録 3分34秒104

李慧玲(中国/女子C4-5 1000mタイムトライアル予選)世界記録・大会記録 1分11秒390

キム・ジョンビン/ユン・ジョンホン(韓国/男子B 4000m個人パーシュート予選)大会新記録 4分26秒010

モハマド・ズハイリー・アフマド・タルミジ(マレーシア/男子C4-5 1000mタイムトライアル予選)大会新記録 1分04秒882
- BRAND :
- Bicycle Club
- CREDIT :
- 文と写真:井上和隆
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