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第2ステージはUAE勢がワン・ツー デルトロがツール初勝利|ツール・ド・フランス2026

ツール・ド・フランス2026の第2ステージが現地75日に行われ、スペイン・バルセロナの名所モンジュイックの丘陵コースをイサーク・デルトロ(UAEチームエミレーツ・XRG、メキシコ)が征服。チームメートのタデイ・ポガチャル(スロベニア)も続き、レース終盤を支配したUAE勢がワン・ツーを占めた。マイヨ・ジョーヌでスタートしたヨナス・ヴィンゲゴーハンセン(チーム ヴィスマ・リースアバイク、デンマーク)は4位とまとめて、引き続きリーダーとして走る。

今大会最初のロードステージ

前日4日にバルセロナで華やかに開幕したツールは、いよいよロードステージへ。第2ステージはタラゴナからバルセロナまでの168.5kmに設定。終盤はモンジュイックの丘を基点とする12.2kmの周回コースを2周半。この間に最大勾配13%の急坂を3度こなすことになり、3回目の登坂では頂上まで達すると2.5kmを下ってフィニッシュへと到達する。

1ステージのチームタイムトライアルではヴィスマが勝ち、3年ぶりのツールタイトルを目指すヴィンゲゴーにマイヨ・ジョーヌが。レースリーダーとして第2ステージをスタートした。

© A.S.O./Thomas Maheux

そのレースは、早い段階で3人が先頭グループを形成。追走を試みたいくつかの動きはいずれも決まらず、3人がそのままリード。最大で330秒程度までタイム差は拡大する。中間スプリントポイントと2級山岳はともに、先頭グループで走ったアレックス・モレナール(カハルラル・セグロスRGA、オランダ)が1位通過。やがてメイン集団のペースが上がって、フィニッシュまでの残り距離が70kmを切る頃にはタイム差は数十秒に。追いつくのは時間の問題となった。

そして残り32kmで逃げ続けていた選手たちを集団がとらえると、そのままの勢いでモンジュイックの周回へ。数チームが主導権を争ったが、上りが本格化するとUAEチームエミレーツ・XRGがペースメイクを本格化させた。

© A.S.O./Thomas Maheux

デルトロとポガチャルがワン・ツー

UAEのペースで徐々に集団の人数が減っていき、最終周回の鐘を聞く頃にはメンバーは30人を切るほどに。最後の上りではポガチャルの後ろにヴィンゲゴーやレムコ・エヴェネプール(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ、ベルギー)、ポール・セクサス(デカトロン・CMA CGM チーム、フランス)らがつけるが、決定打は生まれず。小集団のまま頂上を通過し、フィニッシュをめがけての下りへと移った。

© A.S.O./Thomas Maheux

流れが劇的に変わったのは最後の最後。残り1kmを示すフラムルージュ通過のタイミングで、デルトロが先頭へ。猛然とペースを上げると、ヴィンゲゴーが続く。さらにポガチャルも加わると、ヴィンゲゴーはマークする相手をチェンジ。この間にデルトロが加速して逃げ切りを試みると、ポガチャルがヴィンゲゴーを振り切ってデルトロの横へ。UAEチームエミレーツ・XRGのリーダー2人が並んでフィニッシュライン通過。わずかに前に出ていたデルトロがステージ優勝となり、ポガチャルが2位。ワン・ツーフィニッシュを達成した。

ヴィンゲゴーとポガチャルの総合タイム差は6秒に

今大会前哨戦のツール・オーヴェルニュ・ローヌ・アルプを制し、満を持してのツール初出場となっているデルトロ。絶対エースのポガチャルを支えつつ、自身も総合での上位進出を狙うものと見られているが、早速の好リザルト。メキシコ人応援団が会場に多く駆けつける中、うれしいツール初勝利を挙げた。

© A.S.O./Thomas Maheux

2位のポガチャルに続き、3位にはレムコが入線。ヴィンゲゴーは4位でステージを終えたが、マイヨ・ジョーヌのキープには成功。フィニッシュでのボーナスタイムによって、ヴィンゲゴーから個人総合2位のポガチャルまでが6秒差に短縮。レムコが同3位に上って15秒差、デルトロも4位として16秒差で続いている。

© A.S.O./Thomas Maheux

ツール・ド・フランス2026 第2ステージ 結果

1 イサーク・デルトロ(UAEチームエミレーツ・XRG、メキシコ)3:40:01
2 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ・XRG、スロベニア)ST
3 レムコ・エヴェネプール(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ、ベルギー)
4 ヨナス・ヴィンゲゴー(チーム ヴィスマ・リースアバイク、デンマーク)
5 マティアス・スケルモース(リドル・トレック、デンマーク)+0’03”
6 トビアス・ヨハンネセン(ウノエックス・モビリティ、ノルウェー)ST
7 ロマン・グレゴワール(グルパマ・FDJユナイテッド、フランス)
8 レニー・マルティネス(バーレーン・ヴィクトリアス、フランス)
9 ポール・セクサス(デカトロン・CMA CGM チーム、フランス)
10 トム・ピドコック(ピナレロ・Q36.5プロサイクリング チーム、イギリス)

個人総合成績

1 ヨナス・ヴィンゲゴー(チーム ヴィスマ・リースアバイク、デンマーク)4:01:48
2 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ・XRG、スロベニア)+0’06”
3 レムコ・エヴェネプール(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ、ベルギー)+0’15”
4 イサーク・デルトロ(UAEチームエミレーツ・XRG、メキシコ)+0’16″5
5 フアン・アユソ(リドル・トレック、スペイン)+0’19”
6 ポール・セクサス(デカトロン・CMA CGM チーム、フランス)+0’42”
7 ロマン・グレゴワール(グルパマ・FDJユナイテッド、フランス)+0’44”
8 フロリアン・リポヴィッツ(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ、ドイツ)+0’45”
9 レニー・マルティネス(バーレーン・ヴィクトリアス、フランス)+0’53”
10 トム・ピドコック(ピナレロ・Q36.5プロサイクリング チーム、イギリス)+1’00”

ポイント賞

イサーク・デルトロ(UAEチームエミレーツ・XRG、メキシコ)

山岳賞

アレックス・モレナール(カハルラル・セグロスRGA、オランダ

ヤングライダー賞

イサーク・デルトロ(UAEチームエミレーツ・XRG、メキシコ)

チーム総合成績

UAEチームエミレーツ・XRG

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PROFILE

福光俊介

福光俊介

サイクルジャーナリスト。サイクルロードレースの取材・執筆においては、ツール・ド・フランスをはじめ、本場ヨーロッパ、アジア、そして日本のレースまで網羅する稀有な存在。得意なのはレースレポートや戦評・分析。過去に育児情報誌の編集長を務めた経験から、「読み手に親切でいられるか」をテーマにライター活動を行う。国内プロチーム「キナンサイクリングチーム」メディアオフィサー。国際自転車ジャーナリスト協会会員。

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サイクルジャーナリスト。サイクルロードレースの取材・執筆においては、ツール・ド・フランスをはじめ、本場ヨーロッパ、アジア、そして日本のレースまで網羅する稀有な存在。得意なのはレースレポートや戦評・分析。過去に育児情報誌の編集長を務めた経験から、「読み手に親切でいられるか」をテーマにライター活動を行う。国内プロチーム「キナンサイクリングチーム」メディアオフィサー。国際自転車ジャーナリスト協会会員。

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