
メルリールがスプリントで第7ステージ勝利 ポガチャルのマイヨ・ジョーヌは安泰|ツール・ド・フランス2026
福光俊介
- 2026年07月11日
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ツール・ド・フランス2026は現地7月10日に第7ステージを行って、ボルドーにフィニッシュする集団スプリントでティム・メルリール(スーダル・クイックステップ、ベルギー)が快勝。ツール通算4勝目を挙げた。個人総合首位の明かし、マイヨ・ジョーヌはタデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ・XRG、スロベニア)が危なげなくキープしている。
ヴェストロフールが2日ぶりに逃げる
前日のポガチャルによる伝説的な走りから一夜明け、プロトンはピレネーに別れを告げる。ツール初登場の村・アジェモーを出発し北進。ツール登場回数2番目となる82回目の訪問となるボルドーへ向かう。コースはおおむね平坦で、後半に4級山岳がちょっとしたアクセントになるが、展開を揺るがすほどのものとはならないとの見方。セオリー通り、スプリントでステージ優勝が決まると見られた。

前日までマイヨ・ジョーヌを着たトースタイン・トレーエン(ウノエックス・モビリティ、ノルウェー)が、トゥルマレからの下りで落車し肋骨4本の骨折と脳震盪との診断。スタートを取りやめている。
迎えたレースは、2日前に続いてバティスト・ヴェストロフール(ロット・アンテルマルシェ、フランス)が逃げにトライ。ヤコブ・オトルバ(カハルラル・セグロスRGA、チェコ)が同調し、2人が先行する流れとなった。

先頭2人とメイン集団とのタイム差は大きく広がることはなく、1分から1分30秒ほどのギャップで進行。60km地点を過ぎたあたりでは、ウノエックス・モビリティが意識的にペースを上げたほか、マイヨ・ヴェールのマッズ・ピーダスン(リドル・トレック、デンマーク)らが前をうかがう場面があったが、形勢は大きく変わらず。120.2km地点に置かれた中間スプリントポイントはヴェストロフールが1位通過。後にやってきたメイン集団は、ピーダスンが先着し全体3位通過。16点を加算することに成功している。
その後の4級山岳もヴェストロフールが1位で通過。この頃にはメイン集団が数十秒差まで迫っており、先頭2人をキャッチするのは時間の問題。結果的に残り18kmで吸収し、集団はフィニッシュに向けてスプリント態勢へと移っていった。

混戦のスプリントを制したのはメルリール
残り10kmを切って数チームが代わる代わる先頭に立つが、残り2.5kmでアルペシン・プレミアテックのトレインが上がってきて主導権を確保。残り1kmを切ったところからはマチュー・ファンデルプール(オランダ)が牽引役を担い、エーススプリンターのヤスペル・フィリプセン(ベルギー)へつなぐ。
フィニッシュめがけてのスプリントは残り250mから。フィリプセンが先頭に立つと、脇からはフェルナンド・ガビリア(カハルラル・セグロスRGA、コロンビア)とソーレン・ヴァーレンショルト(ウノエックス・モビリティ、ノルウェー)が上がってくる。ただ、この日はメルリールが他を圧倒するスピード。ラインをこじ開けるようにして加速すると、前にいた選手たちを一気にパス。そのまま一番にフィニッシュラインを通過した。
メルリールはこれがツール通算4勝目。いずれもスプリントで勝っている。今大会は最初のスプリントチャンスであった第5ステージこそ3位に終わっていたが、ここで挽回。先々のステージで、さらなる勝利量産を目指す。

ポガチャルが引き続きマイヨ・ジョーヌ
このステージでは、100位までがトップと同タイムフィニッシュ。個人総合上位陣も問題なく走り終えていて、順位変動はなし。
前日にマイヨ・ジョーヌを取り戻したポガチャルは、危なげなくステージをクリア。引き続きイエローを身にまとって走る。

翌11日はペリグーからベルジュラックまでの180.4km。2日連続の平坦ステージで、フィニッシュ前の熱いバトルを見ることができるだろう。
ツール・ド・フランス2026 第7ステージ 結果
1 ティム・メルリール(スーダル・クイックステップ、ベルギー)3:44:20
2 ソーレン・ヴァーレンショルト(ウノエックス・モビリティ、ノルウェー)ST
3 ビニヤム・ギルマイ(NSNサイクリングチーム、エリトリア)
4 マックス・カンター(XDS・アスタナ チーム、ドイツ)
5 ヤスペル・フィリプセン(アルペシン・プレミアテック、ベルギー)
6 フィル・バウハウス(バーレーン・ヴィクトリアス、ドイツ)
7 フープ・アルツ(ロット・アンテルマルシェ、オランダ)
8 ドリアン・ゴドン(ネットカンパニー・イネオス、フランス)
9 マッズ・ピーダスン(リドル・トレック、デンマーク)
10 トム・ファンアスブルック(NSNサイクリングチーム、ベルギー)
個人総合成績
1 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ・XRG、スロベニア)24:56:17
2 ヨナス・ヴィンゲゴー(チーム ヴィスマ・リースアバイク、デンマーク)+2’42”
3 イサーク・デルトロ(UAEチームエミレーツ・XRG、メキシコ)+3’27”
4 レムコ・エヴェネプール(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ、ベルギー)+3’30”
5 フアン・アユソ(リドル・トレック、スペイン)+3’34”
6 ポール・セクサス(デカトロン・CMA CGM チーム、フランス)+3’55”
7 フロリアン・リポヴィッツ(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ、ドイツ)+4’00”
8 レニー・マルティネス(バーレーン・ヴィクトリアス、フランス)+4’21”
9 マティアス・スケルモース(リドル・トレック、デンマーク)+4’57”
10 マティアス・ヴァチェク(リドル・トレック、チェコ)+7’10”
ポイント賞
マッズ・ピーダスン(リドル・トレック、デンマーク)
山岳賞
タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ・XRG、スロベニア)
ヤングライダー賞
イサーク・デルトロ(UAEチームエミレーツ・XRG、メキシコ)
チーム総合成績
リドル・トレック
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