
過酷な自然美を宿す新カラーコレクション ピナレロの高速グラベルGREVIL F 2027モデル|PINARELLO
Bicycle Club編集部
- 2026年10月21日
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ピナレロが誇るレーシンググラベルバイク「GREVIL F(グレヴィル F)」シリーズに、2027年モデル(MY27)となる待望のニューカラーコレクションが発表された。過酷な大自然から着想を得た8つの魅惑的なカラーパレットを纏い、最上位のF9からエントリーを担うF1まで、全5グレードのラインナップが揃い踏みする。
地球上の過酷な景観に着想を得た「MY27ニューカラーコレクション」
地平線の彼方まで続くダートをひたすら走り続ける超長距離グラベルレースや、数日間にわたって未知の大地を切り拓くアドベンチャーライド。そうした極限の挑戦を支えるべく開発されたピナレロのレーシンググラベル「GREVIL F」シリーズに、2027シーズンを彩る新たなカラーコレクションが登場した。
今回発表された新色のテーマは、「地球上で最も過酷な自然環境」。灼熱の砂漠、氷河の吹き荒れる大地、月面を思わせる荒涼とした荒野など、地球が創り出した壮大かつ過酷な風景美がそれぞれのフレームカラーへと昇華されている。

最上位モデルのGREVIL F9には、夜の静寂に咲き誇る花のような神秘的な深紅「J300 LUNAR BLOOM(ルナ・ブルーム)」を採用。グロス仕上げの鮮やかなマゼンタ系カラーに同系色のメタリックロゴが配され、フラッグシップらしい圧倒的な存在感を放つ。


セカンドグレードのGREVIL F7には、アメリカ・ユタ州のグラベルの聖地をイメージした「J342 MOAB AMBER(モアブ・アンバー)」が新登場。赤土とキャニオンの岩肌を思わせるテラコッタ調のアンバーカラーに鮮烈なオレンジロゴが映える。これに加え、見る角度によって妖艶に色調を変える「H311 POLARIS PURPLE(ポラリス・パープル)」も継続展開される。


ミドルグレードのGREVIL F5には、北欧の澄み切った夜空を想起させるダークトーンの深藍「J340 LAPLAND SKY(ラップランド・スカイ)」と、広大な砂丘の静けさを表現した「H320 NAMIB BROWN(ナミブ・ブラウン)」が用意された。


GREVIL F3には、南米最南端の氷河を彷彿とさせる清涼感ある「J330 PATAGONIA FROST(パタゴニア・フロスト)」と、シチリア島・エトナ火山の溶岩をイメージした精悍な「H330 ETNA BLACK(エトナ・ブラック)」をラインナップ。

そしてGREVIL F1には、中央アジアの乾いた山岳地帯をモチーフにしたサンド調の「J341 ALTAI DUST(アルタイ・ダスト)」が採用され、アースカラーとフォレストグリーンのロゴが美しい調和を見せている。
勝利のために研ぎ澄まされた「レースジオメトリー+」と「ONDAフォーク」
GREVIL Fの根底に流れる哲学は、「TAILORED TO PERFORM EVERYWHERE(あらゆる環境で最高の結果を出すための仕立て)」。単なるアドベンチャーバイクとは一線を画し、オンロードでの巡航スピードとオフロードでの走破性を極限まで高次元で融合させているのが大きな特徴だ。
その走りの核となるのが、ピナレロ独自の「レースジオメトリー+(プラス)」である。前作と比較してトップチューブを1cm延長する一方、ステム長を短縮。これにより、高速域での直進安定性を向上させながらも、テクニカルな下りやタイトコーナーで素早く機敏なハンドリングを実現した。

フロントフォークには、ピナレロの象徴である「ONDA(オンダ)」フォークをグラベル専用に最適化して搭載。独特の有機的なカーブを描くブレードが路面からの微振動を巧みにいなしつつ、下りコーナーでもブレない剛性を確保している。
フレームサイズに応じてフォークレークが作り分けられており、小さめのサイズ(470〜530)には55mm、大きめのサイズ(550〜600)には50mmのレークを採用。すべてのライダーが体格に関わらず均一なハンドリング性能を享受できるよう設計されている。フォークブレード外側にはボトルケージや小型カーゴをマウントできるアイレットも備え、ツーリングやバイクパッキングへの拡張性も申し分ない。
さらに、タイヤクリアランスは700cホイール装着時で最大50mmまで対応。舗装路主体のファストランを想定した28〜32mm幅から、泥やガレ場をものともしない45〜50mm幅のワイドブロックタイヤまで、挑むステージに合わせた自在なタイヤ選択が可能となっている。
単独走でのワットを節約する空力思想「SOLO DYNAMICS」
近年のグラベルレースは高速化の一途をたどっており、数百キロにおよぶ単独走行(ソロライド)ではエアロダイナミクスが勝敗を分ける決定打となる。ピナレロは長年のロードレース開発で培った空力ノウハウをGREVIL Fに注入。「SOLO DYNAMICS(ソロ・ダイナミクス)」というコンセプトのもと、バイクとアクセサリーを一体で開発した。

ケーブル類は、ピナレロ独自の「TiCR(Total Integrated Cable Routing)」システムにより、コクピットからフレーム内部へと完全内蔵。露出したワイヤーによる空気抵抗を徹底的に排除するとともに、ハンドルバーバッグを取り付けた際の干渉も防いでいる。
ダウンチューブには、ボトルケージやフレームバッグを取り付けた状態でも空気の流れを乱さない「フラットバックダウンチューブ」を採用。750mlの大容量ボトルを装着してもエアロ効果が損なわれない断面形状とし、同時にボトムブラケット周辺のねじれ剛性を高める役割も果たす。
さらに、ソロレース専用に設計されたアクセサリー群も見逃せない。ドイツのフィドロック(Fidlock)社製マグネットシステムを採用した専用フレームバッグは、トップチューブ下へボルト不要で確実に固定でき、荒れたオフロードでも脱落することなく素早く補給食やツールへアクセスできる。
加えて、丸断面のMOST Jaguarハンドルバーに装着可能な「GRAVEL TT BARS」も用意。リーチとスタックの調整が可能なアームパッドとエクステンションバーを備え、チルト調整が可能な一体型サイクルコンピューターマウントも完備している。向かい風の平原を独走するシチュエーションにおいて、ライダーのパワー消費を最小限に抑える強力な武器となるはずだ。
異次元の快適性とトラクションを生む「TWIN ARMS」と「アダプティブシートポスト」
未舗装路をハイスピードで走り続けるためには、ライダーの体力を削る衝撃や振動をいかに遮断し、後輪のトラクションを失わないかが重要になる。

GREVIL Fのリアセクションには、新設計の「TWIN ARMS(ツインアームド・シートステー)」構造が採用された。左右のシートステーをシートチューブの極めて低い位置で二又に分岐させて接合するドロップステーデザインとなっており、シートチューブ自体のしなりを最大限に引き出す構造だ。この設計は泥詰まりを低減するマッドクリアランスの拡大にも大きく寄与している。
このツインアームズと連携するのが、専用の「アダプティブシートポスト」である。前後(縦)方向に最大10mmしなるよう積層がチューニングされたカーボンシートポストは、従来品よりも軽量に仕上げられながら、サドルに伝わる突き上げを劇的に低減。荒れたグラベルでもペダリングのリズムを乱されることなく、後輪を常に路面に押し付けながら強烈な推進力を維持することができる。
ダウンチューブポートと強化されたボトムブラケット

実戦的なユーティリティとして注目したいのが、ダウンチューブに新設された「ダウンチューブポート(内蔵ストレージ)」だ。ボトルケージマウント下に設けられたハッチを開けることで、付属の専用ツールバッグをフレーム内部へスマートに格納できる。
予備チューブやCO2ボンベ、マルチツールといった重量物をバイクの最も低い位置(ダウンチューブ内)に収めることで低重心化が図られ、荒れた路面での安定性と軽快なハンドリングに貢献する。サドルバッグやツール缶を外付けする必要がないため、外観も極めてクリーンに保たれる。
また、ボトムブラケット周辺は前三角を拡大した新設計により、ペダリング剛性とパワー伝達効率をさらに強化。BB規格にはメンテナンス性と信頼性に優れるイタリアン(ITA)スレッドを採用している点も、ハードに乗り倒すグラベルライダーにとって心強いポイントだ。

T900からT600まで 走りの志向に応える5つのグレード構成
2027年モデルのGREVIL Fシリーズは、ライダーの走行スタイルや予算に応じて選べる5つの完成車グレードが用意されている。
GREVIL F9:最先端13速無線コンポを搭載する最高峰
価格:1,460,000円(税込、※受注発注モデル)

フレームに反応性と軽さ、振動減衰性のバランスに優れる「東レ T900 UDカーボン」を採用したフラッグシップ。コンポーネントには、グラベルに最適化された最新13速ワイヤレスグループセット「SRAM RED AXS XPLR」を惜しみなくアッセンブル。スルーアクスル同軸でフレームに直接固定されるUDHフルマウント式リヤディレイラーが、過酷なダートでも極めて高精度な変速を約束する。足回りには50mmハイトのカーボンディープリム「DT SWISS GRC1400 50DB」が組み合わされる。
- フレーム:TORAYCA® T900 Carbon、TiCRケーブル内装システム、イタリアンBB
- フォーク:ONDA w/FORKFLAP(アイレット付き)
- メインコンポーネント:SRAM RED AXS XPLR(1×13s)
- ブレーキ:SRAM RED 油圧ディスク
- ハンドルバー:MOST JAGUAR ULTRA GR AL
- ステム:MOST TIGER ALU AERO TiCR
- ホイール:DT SWISS GRC1400 50DB
- タイヤ:ヴィットリア TERRENO T50 700x45C
- カラー:J300 LUNAR BLOOM(ルナ・ブルーム)
GREVIL F7:シマノ電動変速とカーボンホイールの実戦派
価格:940,000円(税込、※受注発注モデル)

F9と同じく高性能な「東レ T900 UDカーボン」フレームを採用。コンポーネントにはシマノの最新グラベル電動コンポ「GRX825 Di2」のフロントダブル(2×12速)仕様を搭載。急勾配の登坂から高速ダウンヒルまでワイドなギア比をきめ細かくカバーする。ホイールには軽量なカーボンリムの「MOST ULTRAFAST 45 GR」を標準装備し、レース即戦力のパッケージに仕上がっている。
- フレーム:TORAYCA® T900 Carbon、TiCRケーブル内装システム、イタリアンBB
- フォーク:ONDA w/FORKFLAP(アイレット付き)
- メインコンポーネント:シマノ GRX825 Di2(2×12s)
- ブレーキ:シマノ GRX 油圧ディスク
- ハンドルバー:MOST JAGUAR ULTRA GR AL
- ステム:MOST TIGER ALU AERO TiCR
- ホイール:MOST ULTRAFAST 45 GR
- タイヤ:ヴィットリア TERRENO T50 700x45C
- カラー:J342 MOAB AMBER(モアブ・アンバー / 新色)、H311 POLARIS PURPLE(ポラリス・パープル / 継続色)
GREVIL F5:快適性に優れたT700カーボンとRival 13速
価格:850,000円(税込、※受注発注モデル)

しなやかさと振動吸収性に定評のある「東レ T700 UDカーボン」を採用したミドルグレード。コンポーネントには最新の「SRAM RIVAL AXS XPLR(1×13速)」を搭載し、フルマウント式13速トランスミッションの恩恵をより身近な価格で手に入れることができる。ホイールには上位譲りの「MOST ULTRAFAST 45 GR」カーボンホイールが奢られる。
- フレーム:TORAYCA® T700 Carbon、TiCRケーブル内装システム、イタリアンBB
- フォーク:ONDA w/FORKFLAP(アイレット付き)
- メインコンポーネント:SRAM RIVAL AXS XPLR(1×13s)
- ブレーキ:SRAM RIVAL 油圧ディスク
- ハンドルバー:MOST JAGUAR XA GR AL
- ステム:MOST TIGER ALU AERO TiCR
- ホイール:MOST ULTRAFAST 45 GR
- タイヤ:ヴィットリア TERRENO T50 700x45C
- カラー:J340 LAPLAND SKY(ラップランド・スカイ / 新色)、H320 NAMIB BROWN(ナミブ・ブラウン / 継続色)
GREVIL F3:コストパフォーマンスに優れる国内レギュラーモデル
価格:610,000円(税込)

T700 UDカーボンフレームに、シマノの機械式12速グループセット「GRX820(2×12速)」と「フルクラム SONIQ AL」アルミホイールを組み合わせた定番モデル。受注発注が多いシリーズの中で国内レギュラー展開される中核グレードであり、信頼性の高いメカニカル変速と優れたコストパフォーマンスで幅広いサイクリストの冒険をサポートする。
- フレーム:TORAYCA® T700 Carbon、TiCRケーブル内装システム、イタリアンBB
- フォーク:ONDA w/FORKFLAP(アイレット付き)
- メインコンポーネント:シマノ GRX820(2×12s)
- ブレーキ:シマノ GRX 油圧ディスク
- ハンドルバー:MOST JAGUAR XA GR AL
- ステム:MOST TIGER ALU AERO TiCR
- ホイール:フルクラム SONIQ AL
- タイヤ:ヴィットリア TERRENO T50 700x45C
- カラー:J330 PATAGONIA FROST(パタゴニア・フロスト / 新色)、H330 ETNA BLACK(エトナ・ブラック / 継続色)
GREVIL F1:マイルドな乗り味でロングライドに最適なエントリー
価格:560,000円(税込、※受注発注モデル)

「東レ T600 UDカーボン」を採用し、路面からの衝撃をマイルドに包み込む快適性最優先の設計が施されたエントリーモデル。コンポーネントには確実な変速性能を持つシマノ「GRX610(2×12速)」を搭載。初めてのカーボングラベルバイクとして、またロングツーリングやバイクパッキングの相棒として最適な一台だ。
- フレーム:TORAYCA® T600 Carbon、TiCRケーブル内装システム、イタリアンBB
- フォーク:ONDA w/FORKFLAP(アイレット付き)
- メインコンポーネント:シマノ GRX610(2×12s)
- ブレーキ:シマノ GRX 油圧ディスク
- ハンドルバー:MOST JAGUAR XA GR AL
- ステム:MOST TIGER ALU AERO TiCR
- ホイール:フルクラム SONIQ AL
- タイヤ:ヴィットリア TERRENO T50 700x45C
- カラー:J341 ALTAI DUST(アルタイ・ダスト / 新色)
共通ジオメトリー(サイズ:CC表記)

- 展開サイズ: 470、500、530、550、575、600
- チェーンステー長: 430mm(全サイズ共通)
- フォークハイト: 405mm(全サイズ共通)
- BBドロップ: 72mm(470, 500)/ 67mm(530, 550, 575, 600)
- フォークレーク: 55mm(470, 500, 530)/ 50mm(550, 575, 600)
問:カワシマサイクルサプライ https://www.riogrande.co.jp/pinarello/
- BRAND :
- Bicycle Club
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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