
ガーミン Tacx Nēra 前後左右に動くモーションポッド内蔵、高精度&静音な新型スマートトレーナー|GARMIN
Bicycle Club編集部
- 2026年11月01日
INDEX
冬場のオフトレーニングから、Zwiftをはじめとするバーチャルサイクリングまで、現代のサイクリストにとって欠かせない機材となったスマートトレーナー。ガーミンが展開するインドアサイクリングブランド「Tacx(タックス)」から、待望の新型ダイレクトドライブ式スマートトレーナー「Tacx Nēra(タックス ネラ)」が登場した。
最上位モデル「NEO 3M」で絶賛された“前後・左右への自然な動き”を生み出す「内蔵モーションポッド」をミドルレンジクラスに惜しみなく投入。さらに、シマノ11速カセットスプロケットを標準付属し、内蔵Wi-Fiによる「レースモード」や誤差±1%未満の高精度計測、優れた静音性とコンパクトな収納性を備え、189,000円(税込)という魅力的なパッケージを実現した。2026年10月29日(木)予約開始、11月6日(金)発売となる。
固定感を打破する「内蔵モーションポッド」 実走に近い自然なバイクの挙動と快適性

従来のダイレクトドライブ式固定ローラー台が抱えていた最大の課題、それは「フレームが完全にガチガチに固定されてしまう違和感」と、それに伴う「関節や筋肉への局所的な疲労蓄積」だった。実走ではペダリングや体重移動に合わせてバイクが自然に揺れるのに対し、完全にリジッドなトレーナーの上では、ペダリングの反力がダイレクトにライダーの腰や膝、フレームへと跳ね返ってしまう。
「Tacx Nēra」は、ベースユニット内部に「モーションポッド」を内蔵することでこの問題を鮮やかに解決した。バイクを取り付けた状態でペダルを踏み込むと、トレーナー本体が前後・左右へとごく自然にわずかにスイング。ペダリング時の荷重変化やトルクの波に同調してバイクが動くため、屋外を走っているかのような極めてナチュラルなライドフィールが得られる。

この自然な動きは、単に「実走に近い楽しさ」をもたらすだけでなく、体への衝撃を吸収・分散し、長時間のバーチャルライドにおける疲労や痛みを大幅に軽減してくれる。さらに、別売りの勾配シミュレーター「Tacx Alpine」との連携にも対応。上り最大25%から下り最大-10%までのフロントアップ/ダウンに加え、リアルなステアリング操作まで再現可能となり、インドアトレーニングの没入感を極限まで高めることができる。
誤差±1%未満の高精度パワー計測と、市販トップクラスの圧倒的な静音性
スマートトレーナーの心臓部といえる負荷発生ユニットと計測精度も、クラストップレベルへと進化を遂げた。
パワー計測精度は誤差±1%未満(<1%)を達成。スプリントから高強度のインターバルトレーニングまで、常にブレのない正確なパワーとケイデンスを出力する。さらに、面倒なスピンダウンキャリブレーション(校正作業)は不要。いつでもバイクをセットして電源を入れれば、すぐに狂いのない正確なトレーニングを開始できる。
最大負荷は2,200W、最大再現勾配は20%に対応。ワールドツアープロのスプリント練習や、劇坂を想定した低ケイデンス・高トルクのヒルクライムトレーニングにも余裕で応える。
心臓部には重量6.13kg、慣性質量35.9kgを誇る大型フライホイールを搭載。スピードに乗った際の伸びやかな巡航感や、トルクを抜いた際の惰性走行(コースティング)の感覚が極めてリアルに再現されており、フライホイール型トレーナーならではの滑らかな乗り味を楽しめる。
また、日本の住環境で最も重視される「静音性」についても徹底的に配慮。内部構造の最適化により振動と駆動騒音を極限までカットしており、市販されているフライホイール式バイクトレーナーの中でも最高レベルの静粛性を誇る。夜間や早朝、集合住宅でのトレーニングでも、同居人や隣人を気にすることなく追い込むことが可能だ。
内蔵Wi-Fi&通信を高速化する「レースモード」搭載 バーチャルレースで勝ちを狙う

近年のバーチャルサイクリングにおいて、ZwiftやMyWhooshなどのeスポーツレースは過熱の一途をたどっている。集団からの急なアタックへの反応やゴール前スプリントでは、通信のわずかな遅延(レイテンシー)や電波干渉によるドロップアウトが勝敗を分ける決定打となる。
「Tacx Nēra」は、従来のANT+やBluetooth接続に加え、待望の「Wi-Fi通信機能」を本体に標準内蔵した。家庭内LANへ直接ワイヤレス接続することで、Bluetooth機器の混信やドロップアウトのリスクを大幅に低減し、極めて安定したデータ転送を実現する。
さらに、バーチャルレースでの応答性を飛躍的に高める「レースモード」を搭載。ペダルを踏み込んだ瞬間のパワー立ち上がりを瞬時にゲーム内のアバターへ反映させることができるため、集団の中立ダッシュや登坂でのカウンターアタックにも遅れをとらず、リアルタイムな駆け引きを存分に楽しめる。
また、Zwiftの最新変速システムである「Zwift Cog & Click」にも対応しており、幅広いバーチャルライド環境に対応する先進性を備えている。
シマノ11速カセット付属&工具付き 買ってすぐ使える親切設計とコンパクト収納
ユーザー目線の使い勝手の良さも「Tacx Nēra」の大きな美点だ。
多くのダイレクトドライブ式トレーナーでは別売りとなっていることが多い「シマノ11速カセットスプロケット」が、最初から工場出荷時に本体へプリインストールされている。箱から取り出して脚を広げ、バイクをセットするだけで、カセットスプロケットの着脱工具を持っていないビギナーでもすぐにその日からトレーニングを始めることができる。
対応アクスルは、一般的なロードバイクやクロスバイクで使われるクイックリリース(130mm/135mm×5mm)から、現代のディスクロードやグラベルロードの標準であるスルーアクスル(142mm/148mm×12mm)まで幅広く対応するアダプターが同梱。クイックリリーススキュワーや5mm六角レンチなどの取り付け用ハードウェアもすべてパッケージに含まれている。
また、日本の住空間においてトレーナーを常設できないサイクリストのために、収納性も追求。2本の脚部を折りたたむことで、収納時の横幅はわずか37cm(設置面積:629×408mm)へとコンパクト化。本体上部には頑丈なキャリーハンドルが一体成型されており、片手で持ち上げて家具の隙間やクローゼットへスムーズに片付けることができる。
Tacx Trainingアプリ&Garminエコシステムとの強固な連携

単体でのハードウェア性能にとどまらず、ガーミンならではの充実したソフトウェア連携も魅力だ。
専用の「Tacx Trainingアプリ」を利用すれば、アルプスの名峰を巡る過酷な山岳ルートや、ミラノの石畳を駆け抜けるクラシックレースのコースなど、100種類以上の高品質な実写映像ライブラリと連動したトレーニングが可能。路面の勾配変化に合わせて自動で負荷が変化し、世界中を旅しているかのようなサイクリング体験がリビングにいながらにして味わえる。製品登録を行えば、プレミアムプランを45日間無料でお試し可能だ。
もちろん、ガーミンのサイクルコンピューター「Edge」シリーズとの連携も完璧。Edgeからトレーナーの負荷を直接コントロールしたり、過去に走った実走ログのGPSデータを読み込ませてコースの勾配を室内で完全再現したり、Edge上でインドアワークアウトを同時に記録することも可能だ。
さらに「Garmin Connect」で作成したパーソナライズトレーニングプラン(Garminコーチ)をTacxアプリへ自動同期して実行することも可能。PCやアプリを立ち上げない日でも、トレーナー単体で平坦路をシミュレートする「スタンドアローンモード」を備えており、速度が上がるほど自然に負荷が増すため、手軽なウォーミングアップやリカバリーライドにも重宝する。
インドアサイクリングの常識を塗り替える、新世代のベンチマーク
最上位機種の特権だった「前後左右の内蔵モーション機能」を、手の届きやすいミドルレンジの価格帯で具現化し、カセットスプロケットまで付属させた「Tacx Nēra」。
単に脚力を鍛えるための「ローラー台」を超えて、屋外を走る爽快感と快適性、そしてeスポーツの最前線で戦える高速通信性能を高次元で融合させた、まさに新世代のベンチマークと呼ぶにふさわしい一台だ。雨の日も、猛暑の夏も、凍てつく冬の夜も、あなたの部屋が最高のサイクリングロードへと変わる。
「Tacx Nēra」は、2026年10月29日(木)より全国の取扱販売店およびガーミン公式オンラインストアにて予約開始、11月6日(金)より発売される。
GARMIN Tacx Nēra
価格:189,000円(税込)

- タイプ:ダイレクトドライブ式スマートトレーナー
- 設置面積(展開時):629×779mm
- 設置面積(折り畳み時):629×408mm(脚部収納時横幅:約37cm)
- 高さ:502mm
- 重量:24.7kg
- 最大負荷:2,200W
- シミュレーション可能な最大勾配:20%
- 最大トルク:55Nm
- 最大ブレーキ力:162.5N
- フライホイール重量:6.13kg(慣性質量35.9kg)
- パワー測定精度:±1%未満(<1%)
- キャリブレーション:不要
- 出力データ:パワー、スピード、ケイデンス
- モーション機能:内蔵モーションポッド(前後・左右方向への可動)
- 無線通信:ANT+、Bluetooth、Wi-Fi(内蔵)
- 通信モード:レースモード(低遅延高速通信)、BLEブリッジング(心拍センサーのみ)
- 外部拡張対応:Tacx Alpine(別売)対応、Zwift Cog & Click対応
- 対応カセット:
- シマノ/SRAM 9〜11スピード(互換性あり、シマノ11速カセット付属)
- シマノ 12スピード ハイパーグライド+
- カンパニョーロ(別売専用フリーボディが必要)
- SRAM 12スピード/XDR(別売専用フリーボディが必要)
- 対応アクスル:
- クイックリリース(130mm/135mm×5mm)
- スルーアクスル(142mm/148mm×12mm)
- ※別売アダプターで135mmスルーアクスル等にも対応
- 電源:100-240V AC50/60Hz
- 標準付属品:
- Tacx Nēra 本体
- シマノ11速カセットスプロケット(本体装着済み)
- 電源ケーブル
- クイックリリーススキュワー
- クイックリリース用アダプター(130mm、135mm)
- スルーアクスル用アダプター(142×12mm、148×12mm)
- 5mm六角レンチ
- 取り付け用ハードウェア
- 製品保証書
- 製品マニュアル
- 予約開始日:2026年10月29日(木)
- 発売日:2026年11月6日(金)
問:ガーミンジャパン https://www.garmin.co.jp/
- CATEGORY :
- BRAND :
- Bicycle Club
SHARE
PROFILE
Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。



















