
ロヴァールが保証体制を大幅拡充 コックピットも2年間破損時無償交換の対象へ、生涯保証も拡大|SPECIALIZED
Bicycle Club編集部
- 2026年10月24日
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スペシャライズド・ジャパンが、傘下の高性能コンポーネントブランド「ロヴァール(Roval)」の製品保証およびサポートプログラムの大幅な改訂を発表した。
これまで一部のカーボンホイールを対象に展開され、手厚いアフターケアとしてサイクリストから絶大な支持を集めてきた「Roval 2年間破損時無償交換プログラム」の適用範囲が拡大。新たにロード系コックピットおよびハンドルバーが追加されたほか、二次所有者(セカンドオーナー)への適用解禁、コックピット全製品の生涯保証化など、ユーザーにとって極めてインパクトの大きい内容となっている。
あわせて、ロヴァールが提供する保証規定やサポート制度をわかりやすくまとめた公式特設ページ「私たちの約束」も公開された。新プログラムの詳細と、サイクリストにとってのメリットを掘り下げて紹介しよう。
改定のポイント①:ロード系コックピット&ハンドルバーが無償交換プログラムに仲間入り

今回の改訂における最大のニュースが、購入後2年以内のアクシデントによる破損を無償交換・修理する「Roval 2年間破損時無償交換プログラム」への、コックピットおよびハンドルバーの追加だ。
近年のハイエンドロードバイクでは空力性能と剛性を極限まで高めたカーボン一体型コックピットが主流となっているが、落車時に地面へダイレクトにヒットしやすく、破損リスクへの不安がつきまとうパーツでもあった。今回の改訂により、万が一の転倒時でも購入から2年以内であれば無償交換を受けられるようになり、レースやトレーニングで限界までアタックできる環境が整った。
対象となるのは、Rapide Cockpitをはじめとする一体型コックピット群と、各シリーズの単体ハンドルバー。ホイール同様、完成車の付属品として手に入れたものはもちろん、アフターマーケット(単品)で購入したものも対象となる。
【2年間破損時無償交換プログラム 対象モデル】
ホイール
- Rapide CLX III / CLX II / CL III / CL II / Rapide Sprint CLX
- Alpinist CLX III / CLX II / CL II
- Terra CLX III / CLX II / CL III / CL
コックピット(新規追加)
- Roval Rapide Cockpit
- Roval Alpinist Cockpit II
- Roval Terra Cockpit
ハンドルバー(新規追加)
- Roval Rapide Handlebar
- Roval Alpinist Handlebar
- Roval Terra Handlebar
改定のポイント②:異例の「セカンドオーナー」救済! 中古購入でも購入日から2年間適用

業界の慣例を打ち破る注目点が、「セカンドオーナー(中古購入など2人目以降の所有者)」への適用拡大だ。
一般的なバイクメーカーの破損補償や特別交換プログラムは「最初の購入者(ファーストオーナー)」に限られることが大半だが、ロヴァールでは最初の所有者が購入した日から2年間以内であれば、中古で入手したライダーであっても無償交換の対象となる。
正規販売店の購入レシートなどの購入証明書は必須となるものの、二次流通で機材を手に入れたライダーにも安心が届くほか、将来的なリセールバリューの維持という観点からもユーザーにとって心強い改定といえる。
改定のポイント③:コックピット全製品が「生涯保証」へ MTB用Controlシリーズもカバー
製造上の欠陥や材料の不具合を対象とする基本の製品保証についても、コックピット製品の保証期間が従来の「2年間」から「生涯保証」へと大幅に引き上げられた。
すでに生涯保証が適用されているホイールに加え、コックピット全製品が生涯保証の対象となる。特筆すべきは、ロードやグラベル向けだけでなく、過酷なトレイルライドやクロスカントリーレースで酷使されるMTB用の「Roval Controlシリーズ」のコックピットもしっかり含まれている点だ。カテゴリーを問わず、ロヴァールのコックピットを長く使い続けることができる。
【基本製品保証(製造上・材料上の欠陥)の期間】
- ホイール: 生涯保証(二次所有者は当初購入日から2年間)
- コックピット全製品: 生涯保証(二次所有者は当初購入日から2年間)
- その他のRoval製品(シートポスト、単体ハンドルバーなど): 2年間保証
改定のポイント④:5年間のクラッシュリプレイスメントも継続提供
購入から2年が経過して無償交換プログラムの期限が切れてしまった場合や、無償交換の対象外カテゴリーとなる破損であっても、購入から最長5年間は特別価格で交換サポートを受けられる「クラッシュリプレイスメントプログラム」が引き続き用意されている。
こちらも最初の所有者の購入日から5年以内であれば、セカンドオーナーも利用可能だ。
知っておきたい利用条件と注意点

非常に手厚いプログラムだが、利用にあたってはいくつかの重要な条件と免責事項が定められている。トラブルを防ぐためにも、事前に確認しておきたい。
1. 対象となる破損・対象外となるケース
本プログラムは「乗車(ライド)中に発生した損傷」かつ「使用が困難であることが明らかである破損」のみが対象となる。期間内であれば複数回の破損申請も可能だ。
対象となる例
- ロードレースや普段のライド中の落車・転倒により、ホイールのリムが破断した、コックピットにクラックが入った
対象外となるケース
- 通常使用による損耗・経年劣化
- 走行に支障のない外観上の傷(化粧傷・擦り傷)
- ライド以外で発生した損傷(車のルーフキャリアに積載したままガレージに突っ込んだ、マフラーの排気熱でカーボンが変形した、輪行・輸送中の破損など)
- スポークやニップルのみの破損、ベアリングの摩耗・損傷
- 意図的に破損させたと判断される場合
2. 申請方法と発生する費用
- 窓口:日本国内のスペシャライズド正規販売店でのみ受け付け(海外の販売店では適用不可)。
- 必要書類:正規販売店発行の購入証明書(レシートや領収書など、購入日とモデルが特定できるもの)。
- 現品回収:交換・修理の対象となった破損パーツは販売店を通じて回収される。
- ユーザー負担費用:破損品をスペシャライズド・ジャパンへ返送する際の送料、タイヤ・スプロケット・ブレーキローターの着脱やバーテープ巻き直しなどの組み換え作業工賃はユーザー負担となる。
- 製品在庫:同一製品が欠品している場合は入荷待ちとなる。製造終了などで同一品の用意が難しい場合は、同等の現行製品が案内される。
「True To Your Ride」── 安心があるからこそ、限界に挑める
グランツールや世界選手権をはじめ、世界最高峰のレースシーンで数多の勝利を支えてきたロヴァール。彼らが掲げるブランドメッセージ「True To Your Ride(あなたの走りに応える)」には、単に速いプロダクトを開発するだけでなく、ライダーが機材への不安を捨て去り、前方の路面と自身の走りに100%集中できる環境を提供するという哲学が込められている。
落車のリスクを恐れて機材のパフォーマンスを出し切れないのでは本末転倒だ。今回の保証拡充は、ハイエンドパーツを愛用するシリアスレーサーから、日々のライドを楽しむホビーサイクリストまで、すべてのライダーの背中を力強く後押しする取り組みといえるだろう。
プログラム概要
- 改定開始日: 2026年10月23日(金)
- 主な変更点:
- 「Roval 2年間破損時無償交換プログラム」に対象コックピットおよびハンドルバーを追加
- 同プログラムの対象をセカンドオーナー(二次所有者)へ拡大(当初購入日から2年間)
- コックピット全製品の基本保証を従来の2年間から「生涯保証」へ変更
- 利用窓口: 全国のスペシャライズド正規販売店
問:スペシャライズド・ジャパン https://www.specialized.com/jp/ja/
- BRAND :
- Bicycle Club
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PROFILE
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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