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Teva「アベントレイル」と歩く新緑の絶景。映像クリエイターTAKEが上高地で実感した、サンダルハイクの魅力

残雪の穂高連峰が晩春の光を弾き、足元ではみずみずしい新緑が息吹き始める5月の中旬。多くの人が行き交う河童橋からではなく、あえて手前からの「大正池」へ足を踏み入れた。

映像クリエイター・TAKE(タケ)が追い求めるのは、喧騒の先に潜む上高地の凛とした素顔だ。

新緑の上高地を撮影しつつ、徳沢まで続く長い道のりをともにするのは、Tevaの革新的モデル「アベントレイル」。これまでリラックスフットウエアを主戦場としていたサンダルが、たしかな推進力とグリップ力を備えたことで、ハイクの新たな可能性を切り拓こうとしている。

サンダル特有の圧倒的な開放感と、五感を研ぎ澄ます歩行体験。上高地というフィールドを舞台に、山を歩く悦びを再定義する「サンダルハイク」の真価を山岳クリエイターの視点から紐解いていく。

文◉PEAKS編集部
写真◉宇佐美博之

TAKE(タケ)|山岳風景や登山の魅力を独自の美しい世界観で描き出す、山に特化した気鋭の映像クリエイター。2025年、全国の百名山を記録する「100MOUNTAINS,100STORIES.日本百名山、映像と巡る150日」を始動させたことでも話題に。今回は小型のバックパックにカメラとジンバルのみの軽装スタイルで、新緑の上高地というフィールドに臨む。
日本百名山全踏破スタート|100 MOUNTAINS, 100 STORIES. -日本百名山、映像と巡る150日‐vol.1

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2025年06月03日

光が降りそそぐ大正池。新緑の息吹に、確信の一歩を刻む

▲朝の大正池。池の底を光が照らし、神秘的な色が浮かび上がる。

日が高くなり始めた午前8時。まばゆい光が降りそそぐ大正池から、いよいよ今日の撮影が始まる。澄み渡る梓川と、光に照らされみずみずしく輝く新緑の森。行き交う多くの観光客がその美景に息をのむなか、TAKEは手にしたカメラとジンバルで、刻々と移ろう光と自然の呼吸を滑らかにとらえていく。

今回の旅は、身軽な軽装スタイル。これまで南アルプスの甲斐駒ヶ岳などでサンダルハイクを楽しんできた彼にとって、トレイルランニングを見据えて生まれたアベントレイルの軽快な歩行感覚は新鮮だ。

開放的なロケーションを突き進む心地よいリズムのまま、TAKEは田代池へと続く湿原の道、木漏れ日のトンネルを潜り抜けていく。

踏み出す力を前進エネルギーに変える、革新のナイロンプレート

“リラックスするためのサンダル”とは一線を画す、ハイキングやトレイルランニングを見据えた高い剛性と反発力。それを支えるのが、ミッドソールに内蔵された絶妙な反発を生み出す「ナイロンプレート」だ。一歩踏み出すごとにプレートが足の沈み込みを防ぎ、荷重を効率よく前進エネルギーへと変換。タフな路面でもブレない安定性と、自然と足を前へ進めてくれる推進力を実現している。

梓川のせせらぎと、近代登山の記憶。光の移ろいを追い、河童橋へ

▲田代池までの道中、梓川を間近に感じられる河原に出た。涼風とともに澄んだ空気を運ぶ清流に、思わず吸い寄せられる。

田代池を目前にしたあたりから、トレイルの脇を流れる梓川のせせらぎが一段と大きく耳に届くようになった。視界がパッと開けると、そこは梓川沿いにどこまでも続く白く乾いた砂利の河原。

対岸を見上げると、残雪を抱いた穂高連峰の峻烈な稜線と焼岳が圧倒的な迫力で迫ってきた。その息をのむような絶景を前にカメラとジンバルをスムーズに操り、流れるようなカメラワークで上高地のダイナミズムをファインダーに収めていく。砂利道特有のサクサクとした心地よい感触を足裏で楽しみながら、澄み渡る川面と並走するように、リズミカルに歩みを進める。

▲近代登山の父、ウォルター・ウェストンを称えるレリーフ。歴史が息づく上高地ならではのスポットだ。

近代登山の父を称えるウェストン碑をあとにすると、道はいよいよ上高地の玄関口、河童橋へと向かう。梓川のせせらぎをすぐ横に聞きながら歩くフラットなトレイルは、心地よい足音が響く砂利道が続いたかと思えば、ときおり植生を保護する木道へとその表情を変えていく。

▲残雪の穂高連峰を仰ぐ、上高地の象徴・河童橋。まばゆい光が降りそそぐ橋の上からは、多くの観光客がその圧倒的な山岳美へと一様に目を奪われていた。

手元にジンバルとカメラを携えた身軽なスタイルのTAKEは、路面が刻々と変化しても足取りを乱すことなく、むしろその軽快なステップを楽しんでいるようでもある。前方に見えてくる河童橋のにぎわいと、その奥にそびえる穂高の峻烈な稜線。刻一刻と移ろう晩春の光を追いかけながら、自然と歴史が調和する上高地のハイライトをカメラに収めていった。

不整地でも足が遊ばない、一体感を生む「Wストラップシステム」

砂利道や木道など、一歩ごとに状況が変わるトレイルで威力を発揮するのが、「Wストラップシステム」だ。甲とカカトをそれぞれホールドするこの機構は、足の形に合わせてフィット感を細かく調整でき、ソールと足を隙間なく一体化させてくれる。

これにより、サンダル特有の「靴の中で足が滑る」感覚をシャットアウト。まるでローカットシューズを履いているかのような安定感があるからこそ、ファインダー越しに絶景を追いかける瞬間も、足元に気を取られすぎず撮影に没頭できる。

原生林の深部へ。穂高の峻烈な残雪が、ファインダー越しに迫る

▲いくつもの沢が梓川に注ぐ。清涼な流れと風が織りなす風景に、たびたび歩みを止めたくなる。

河童橋周辺のにぎやかな喧騒が少しずつ遠ざかり、トレイルはいよいよ原生林の奥深くへと続いていく。ここから明神池までのルートは、苔むした大樹やみずみずしい植物に囲まれた、神秘的な森のなかをゆく、ほぼ一本の木道だ。

▲明神から徳沢の間で見られる“女性に似た”雪渓(写真中央)。

頭上を覆う深い緑の隙間からは、ときおり真っ白に輝く残雪の穂高連峰がのぞき、その圧倒的なコントラストにTAKEは何度も魅了される。静寂と清涼な空気が支配する神聖な森の呼吸に自身の歩行のリズムをシンクロさせながら、彼はさらなる深部へと引き込まれるように、滑らかにステップを刻んでいった。

濡れた木道や不整地でも、路面をタフにとらえる「スパイダーラバーエンデュアアウトソール」

原生林を進む木道は、朝露や雨上がりなどで一度濡れると、一転してスリップしやすい難所となる。この日は快晴に恵まれ足元が脅かされることはなかったが、そんな滑りやすいシチュエーションでこそ真価を発揮するのが、独自のアウトソール「スパイダーラバーエンデュア」だ。

3段階に刻まれたラグがトラクションを発揮し、路面をタフにグリップ。機材を意識しながら歩く状況でも「滑らない」という信頼感があるからこそ、次から次へと目を引く景色に深く没頭できる。

神域の呼吸に同調する穂高神社奥宮と河原でのチルタイム

▲原生林の奥深くにある穂高神社奥宮。柔らかな光と神秘的な空気に包まれた境内には、厳かで神聖な空気が満ちていた。

木道の先、静寂が支配する明神エリアへと足を踏み入れる。時刻が進むにつれて気温もぐんぐんと上昇し、原生林の隙間から降りそそぐ晩春の陽射しに、じんわりと心地よい暑さを覚える場面も増えてきた。

ここでTAKEは一度撮影の手を止め、神秘的な明神池にひっそりとたたずむ神域「穂高神社奥宮」へと向かった。鳥居をくぐり、凛とした厳かな空気が漂う境内で、彼は静かに手を合わせる。ファインダーからひととき離れ、身軽な装いのまま、周囲の張り詰めた空気や神聖な空間に深く身を委ねる。木々を抜ける涼やかな風を肌に受けながら、自然の鼓動と自身の呼吸がゆっくりと同期していくような、穏やかな時間をすごした。

▲梓川のほとりに広がる河原でひと息つく。ここまで歩き続けた身体を清涼な風が優しく癒す、上高地ハイクならではのぜいたくなチルタイム。

奥宮の厳かな静寂をあとにし、ダイナミックな明神岳を仰ぐ明神橋へ。橋のたもとから梓川の河原へと下り、透きとおった水流のすぐそばで、しばし休憩を入れることにした。

ここまで軽快に突き進んできたが、身軽な装備とはいえ、陽射しを浴び続けた身体はほんのりと熱を帯びている。河原に腰掛け、手にしたジンバルを置いて息を整えると、雪解け水が運ぶ清涼な風が火照った肌を優しく撫でていく。せせらぎに耳を澄ます、何気ない河原でのチルタイム。ホッと一息つきながら、ここまで片時も蒸れることなく、自分の足の一部として機能し続けてくれたアベントレイルの足元へと視線を落とした。

熱や蒸れを逃がし、足に吸い付くような一体感を生む「エンジニアードニットアッパー」

陽射しを浴びながら、起伏のある不整地や木道を長く歩き続けても、足元が常に涼やかでドライな状態を保てていた理由。それはアッパーに採用された「エンジニアードニット」の優れた機能性にある。

肌触りが柔らかく伸縮性に富んだこの素材は抜群の通気性を誇り、長時間のハイクやランでも内部に熱をこもらせず、不快な蒸れを効率よく外へと排出。さらに、足全体を優しく包み込んで吸い付くような高いフィット感をもたらすため、カメラを構えてグッと足元を踏ん張る瞬間もサンダルと足の一体感が損なわれず、ファインダーに没頭できた。

トレランのDNAが覚醒する。徳沢へと続く、新緑のトレイル

▲明神から徳沢までは約3kmの道のり。気持ちのいい幅広のトレイルが続くなか、細かなアップダウンに思わず駆け出したくなる。

明神をあとにし、目的地の徳沢へと向かう道は、これまでのルートのなかでもとりわけ長く、そして美しいトレイルが続く。あたりを囲む新緑の森はさらに深みを増し、足元には木漏れ日が優しく揺れる、フラットで心地よい土の道がどこまでも延びていた。

ひととき撮影機材をバックパックに仕舞い、身軽なスタイルでリズムよく歩みを進めていると、ロケーションの気持ちよさに思わず駆け出す。

▲上高地の晩春を代表する多年草、ニリンソウ。1本の茎から多くは2輪の花を咲かせることがその名の由来。

軽快なステップのまま新緑のトンネルを進んでいくと、やがてトレイルの脇に、待ち望んでいた可憐なニリンソウの群生が一面に姿を現しはじめた。まるで緑の絨毯の上に、無数の白い星を散りばめたかのような幻想的な光景。この季節の徳沢を象徴する圧倒的な美しさに包まれながら、トレイルはいよいよハイクの目的地である徳澤園へと近づいていく。

弾むのにグラつかない。最新シューズの思想を宿した「ハイパーコンフテクノロジー」

思わず走り出したくなるトレイルで、足裏を優しく、かつ力強く支えるのが独自の「ハイパーコンフミッドソール」だ。その秘密は、昨今の厚底ランニングシューズのトレンドである、軽くて圧倒的な反発力を生む最新クッション(スーパークリティカルフォーム)に、足をしっかり支える硬めのEVA素材を融合させている点にある。

単に柔らかいだけのサンダルとは異なり、「弾むクッション性」と「ヨレない安定性」をハイレベルで両立。だからこそ、着地衝撃が大きくなる下り坂を勢いよく駆け下りても足元がねじれにくく、衝撃をフワッと吸収して次の一歩への推進力へと変えてくれる。

往路の終着点。名物ピザで満たされる、至福の時間

▲お待ちかねのランチタイム。徳澤園には美味しい軽食だけでなく、広いテント場やレンタルキャンプギアもある。隣の徳沢ロッジではキャンプ宿泊者向けの夕食も予約可能。

明神からさらに奥へと歩みを進め、ついに今回のハイクの目的地であり、折り返し地点でもある徳澤園へと到着した。往路は約10km。たしかな充足感が、TAKEの身体を心地よく包み込んでいく。

撮影への集中力を一度リセットし、広大なキャンプ指定地の青々とした芝生に腰を下ろす。ここでのごほうびは、徳澤園名物の香ばしい窯焼きピザだ。ダイナミックに変化する上高地の自然を五感で味わったあとに楽しむ昼食は、まさに格別。

▲徳澤園名物「ボローニャハムときのこの手作り窯焼きピザ」。軽食の営業時間は昼すぎまで。これを目当てに訪れるなら、時間はしっかり確認しておこう。

ここまでタフに動き続けてくれた足をサンダルの圧倒的な開放感とともに労いながら、再び河童橋へと向かうエネルギーをゆっくりとチャージ。復路は上高地バスターミナルまでおよそ7km。明神までは同じ行程なので、思ったよりも早く戻れそうだ。

▲しばしの休息ののち、徳沢に広がるニリンソウの群生にレンズを向けた。

再びにぎわいの河童橋へ。名残惜しい梓川の美しさ

▲徳沢からの復路を歩ききり、河童橋のにぎわいへと戻ってきた。

観光客が行き交う活気ある雰囲気のなか、約18kmにおよぶハイクがまもなく終わりを迎えようとしている。バスターミナルへ向かう直前、TAKEは足を止め、名残惜しそうに再びカメラを構えた。ファインダーの向こうに捉えるのは、一日中僕らの旅に寄り添うように流れていた、きらめく梓川の清流だ。

通常なら足がクタクタになり、一刻も早く靴を脱ぎたくなるタイミング。しかし、彼のアクティブな撮影へのモチベーションは途切れることがない。足元に目をやると、一日中動き回ったとは思えないほど足取りは軽快なままだ。上高地の美しい一瞬を最後までカメラに収めながら、彼は心地よい疲労感とともにこの旅をまっとうした、たしかな充足感に浸っていた。

圧倒的なドライ感をキープしてくれるのが、サンダルハイクの真骨頂

ワンデイハイクのゴールを迎えても、足元は最後まで快適。足全体がもっとも熱を帯び、湿気がこもりやすいハイクの終盤において、シューズとは比較にならないほどの換気効率は、サンダルスタイルだからこそ得られるものだ。
それだけでなくTAKEが身をもって実感したのは、「涼しいフットウエア」としてのサンダルの枠を超えた、推進力と安定性のパフォーマンス。Tevaが長年培ってきた水辺での圧倒的な開放感。そのサンダルを、ハイクやランの視点で昇華させたアベントレイルだからこそ、今回の撮影ハイクを快適に楽しめた。

歩き、ときに走り、撮る。プロテクション性能はシューズやブーツに譲るものの、この快適性はサンダルだからこそ感じられるもの。穏やかなルートであれば、サンダルであることによって、人は目の前の自然とより深く、純粋に繋がることができる。これからの山歩きをよりアクティブに、そしてクリエイティブにアップデートしてくれるアベントレイルは、使い手によってその自由度をどこまでも広げてくれるはずだ。

メンズ アベントレイル

  • 価格:¥20,900(税込)
  • サイズ:25.0〜30.0cm(0.5cm刻み)
  • 重さ:約337g(片足/27cm) ※サイズによって異なります。
  • カラー:ディープライケングリーン/サルファースプリングス、他3色

レディース アベントレイル

  • 価格:¥20,900(税込)
  • サイズ:22.0cm〜25.0cm(0.5cm刻み)
  • 重さ:約275g(片足/24cm) ※サイズによって異なります。
  • カラー:オイスター、他2色

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ギアは“街”でこそ真価を発揮する。Teva「アベントレイル」で松本をサンダルウォーク

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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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