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クライムオン‼ 2026 イベントレポート【アウトドアブランド&フードブース編】

「クライムオン!! 2026」のメイン会場を賑やかに彩ったアウトドアブランドブース。クライミングアイテムを中心に、展示や販売、ワークショップの開催も。だれもが楽しめる「クライムオン!!」の魅力がここにもアリ!

編集◉PEAKS編集部
文◉阿部 静
写真◉石川貴大、宇佐美博之、洞 将太

廻り目平キャンプ場で開催された今年の「クライムオン!! 2026」。芝生広場のメイン会場には参加ブランドのブースがずらり。クライミングアイテムを中心に展開するアウトドアブランドブースや、川上村に店舗を構えるクライミングショップ、キッチンカーの出張出店も。ワークショップの開催もあり、講習だけじゃなくメイン会場を楽しめるのも「クライムオン!!」の魅力。今年参加の全ブースのようすをお届けしていこう。

ADVENTURE GUIDES

国際山岳ガイドの近藤謙司さんが主宰するアドベンチャーガイズ。エベレストをはじめ、海外高所登山のサポートを中心に、国内でもさまざまな登山ツアーやイベントを開催している。

今回は近藤謙司さんによるクライミング講習のほか、ブースではマナスルベースキャンプでの滞在ツアーやキリマンジャロの登頂ツアーといったアドベンチャーガイズが主催する登山ツアーを紹介。各ツアーの相談窓口としても対応していた。

ARC’TERYX

大所帯で出店に挑んだアウトドアブランドの「アークテリクス」。今年のチーム・アークテリクスは黄緑色のトップスを身に纏い、統一感抜群だ。

セルフレスキューやトラッドクライミング、マルチピッチのロープワークなどの講習を実施したほか、ブースでは「ベータカフェ」の出店と、ネームタグ作りのワークショップを開催。また、5月に発売したばかりの「リソスSLハーネス」をはじめ、クライミングギアやアパレルの展示も行なっていた。

回収されたアークテリクス製品の端材を使ったネームタグ作り。まずは自身で好きな端材を選んでもらう。素材も大小さまざまで、あえて縫い目やファスナーを残してあるものも。色や形の組み合わせも考えながら選び始めると、つい夢中になってしまう人も多数。

アークテリクスのロゴ入り端材をいちばん上に3枚を重ねて穴を空け、ハトメを付けてチェーンを通せば完成。

選びながらあれこれ触れてもらって、ゴアテックスの生地にもいろいろな種類があることを知ってもらうことがワークショップの狙い。またデザインで循環を促すリサイクルの取り組み「ReBIRD」を知ってもらうことも目的としている。

アークテリクス心斎橋ブランドストアに併設している「ベータカフェ」もアークテリクスブースとして出張出店していた。

ベータカフェで自家焙煎した豆を使ったコーヒーを提供。「スコーミッシュブレンド」(700円)はエチオピアとケニアのブレンドで、飲み心地は優しく、シトラス系のさっぱりとしたフルーティな味わいだ。

Blue ice / evolv

「ブルーアイス」と「イボルブ」は、それぞれクライミングの講習を実施したほか、ブースでは各ブランドのクライミングギアを中心に展示していた。

ブルーアイスは今季発売された軽量ヘルメット「ブラスト」をはじめ、クライミング用ハーネスやスリングなどのクライミングアイテムを展示。

アメリカ・カリフォルニア州のクライミングシューズブランド「イボルブ」はクライミングシューズの試し履きとレンタルを実施。初心者向きの「デファイ」や、岩場に向いたモデル「ファントムプロ」や「シャーマン」を用意しており、講習の際に履いてもらうなど、実際に岩場で試せる機会となった。

6月からケンコー社が取り扱いを開始するクライミングギアブランド「ワイルドカントリー」の先行展示も。カムやナッツ、カラビナなどを実際に手に取ることができ、クライマーに好評だった。

GRAMICCI

アメリカ・ヨセミテ生まれのクライミングカルチャーを代表するウエアブランド「グラミチ」。ライフスタイルブランドとしても人気を博している。

スポーツクライマーの藤脇祐二さんを招いてのボルダリング講習を実施したほか、ブースでは2025年春夏アイテムのサンプルセールを開催。

短パン、Tシャツなどのクライミングにも使える夏物アイテムを中心に取り揃え、すべてサンプル品なので、ここでしか手に入らないアイテムや特別価格の商品がずらり。

初日のオープンと同時にイベント参加者がブースに駆けつけ、朝から大賑わい。ものすごい勢いで売れていった。グラミチアイテムを手に入れたい人は来年の開催も要チェック!

JFA(日本フリークライミング協会)

フリークライミングができる環境を守るために、全国各地にある岩場の保全やルート整備、イベントやクライミングにまつわる情報発信などの活動を行なっているJFA。

毎年ブースの出店と、国際山岳ガイドの黒田誠さんによるボルトの知識講習を開催している。

ブースでは、ルート整備や老朽化した支点のリボルトといった活動の概要と実績を紹介するほか、JFAが発行するクライミング情報誌『freefan』の販売や、クライミングの安全知識に関する情報が掲載された冊子『安全BOOK』の無料配布も実施していた。

訪れたイベント参加者やクライマーたちのあいだで岩場に関する情報交換や情報提供の場となっていた。また、クライミングブラシブランド「pamo」のブラシを講習参加者に無料で貸し出しを行なった。

LA SPORTIVA

イタリア発のアウトドアブランド「ラ・スポルティバ」。満を持して「クライムオン!!」に今回初出店だ。

アンバサダーの成瀬洋平さんによるクラック講習を実施したほか、ブースでは新製品のアイテム展示とクライミングシューズの貸し出し、ウエアの販売の3本立て。

今春から始動した新カテゴリー「エクイップメント」のフラッグシップモデル「チャレンジャー28バックパック」を展示。超軽量で耐摩耗性や防水性を備えた素材「ウルトラ」を採用した、クライミングにも最適なモデルだ。

今季アップデートされた「カタナ」や、「マンダラ」、「スクワマ」など、岩場とインドアシーンに対応するクライミングシューズ7モデルを用意。試し履きとレンタルを実施し、岩場での使用感も確かめながら履き比べられる機会となった。

MAMMUT

スイスのアウトドアブランド「マムート」。クライミングギアやバックパック、アウトドアウエア、シューズなど展開アイテムは幅広い。「クライムオン!!」には毎回出店していて今回もイベントを盛り上げてくれた。

山岳ガイドの小俣智範さんとアルパインクライマーの青木達哉さんによるクライミング講習、スポーツクライマーの杉本怜さんによるボルダリング講習を実施したほか、ブースではクライミングギアの展示を行なっていた。

この春軽量モデルにアップデートされたヘルメット「ウォールライダー2.0」や、ブランド最軽量のクライミングハーネス、今年新たに登場したアシストビレイデバイスなどを展示紹介。キッズアパレルの展開も強化しており、マムートのアイコンとなっているマンモスをモチーフとした子ども向けのチョークバッグも展示していた。

インスタキャンペーンも実施中で、マムートのインスタグラムアカウントをフォローしたらキーホルダーとして使えるオリジナルロープアクセサリーをプレゼント。

MILLET

フランス発のアウトドアブランド「ミレー」。ブランドロゴをデザインした看板を片手にポーズをとってくれた愉快なミレーチーム。講習の開催とブース出店により「クライムオン!!」を盛り上げていた。

講習はクライミングインストラクターの鈴木直也さんによるクライミング講習と、山岳コーチの寺井真理さんによるハイキングイベント。どちらも親子向けの内容を実施した。

ブースでは2026年春夏の新製品を中心に展示。人気のバックパックシリーズ「パルマラン」は新作の17、45のほか25、35も併せて展示し試着もできる機会となった。また今年からはSサイズも登場し、小柄な女性のフィッテングも可能に。

そのほか、軽量レインウエアの「ファントム」や、UV・近赤外線をカットする「ソルメッシュフーディ」、超撥水機能を備える「ブリーズバリヤージャケット」など、岩場で活躍するラインナップを展示紹介していた。

THE NORTH FACE

クライマーの平山ユージさんによるクラッククライミング講習を実施したほか、ブースではワークショップとゲームイベントを開催した「ザ・ノース・フェイス」。

山梨県北杜市に工房をもつ「ikkaku mosaic.」(いっかくもざいくhttps://ikkakumosaic.official.ec/)とのコラボ企画でワークショップ「Take care your fingers」を開催。

作品制作で発生した端材で作る、指皮やすり。端材は山のシルエットをイメージして切り出されていて、同じ形のものはひとつしてない。限定14個のみの特別感のあるワークショップだ。

自分の感覚に合った端材を選び、やすりをかけて整える。たくさん削ってシルエットを変えてもいいし、切り出された形を生かしてもいい。自由に制作を楽しめる。好きな形に整えたら、紙やすりを貼って完成。

こちらは「ザ・ノース・フェイス」のインスタグラムアカウントをフォローすることで参加できるゲーム。ボードに空いた穴に向かって、重りを詰めた小型ポーチを投げ入れる遊び。1回につき4個投げることができ、ポーチが1個入ればステッカー、2個入ればステッカーとカラビナをプレゼント。

ROOF ROCK

「ナナーズ川上店」の駐車場にある、コンテナふたつを繋いだ店舗のクライミングショップ「ルーフロック」(https://roofrock.jp/)。パタゴニア川上店として始まり、カラファテ川上店の跡を受け継いで2024年4月にオープン。オーナーの北平友哉さんはワイドクラッククライマーでもあり、北平さんを慕うクライマーや小川山に通うクライマーに愛されている。

「クライムオン!!」には毎年出店していて、「ルーフロック」の名前の由来となっている小川山の屋根岩をかたどったブランドロゴをプリントしたオリジナルアイテムを中心に販売。

オリジナルキャップやTシャツのほかに、講習ですぐに使えるチョークブラシやテーピングテープ、小川山のトポなども販売していた。

ルーフロックでふだんから取り扱っている「イエティジェラートhttps://yetigelato.work/)」も販売。2日間にわたって暑かったこともあり大人気だった。八ヶ岳が育んだ生乳と野菜や果物、そしてきれいな水を原料に、素材本来のおいしさを大事につくられている。「八ヶ岳ストロベリー」や「発酵あんこ」、「ウーロン干し柿」など全15種類とフレーバーも豊富だ。

FUNQTEN

登山雑誌『PEAKS』や兄妹誌『ランドネ』のオリジナルアイテムを販売する「ファンクテン」。

ふだんはウェブでの販売のみなので、アイテムを実際に手に取って、試着もできるのはイベントのときだけ。講習の合間を縫って買いに訪れる参加者も多かった。

今回はランドネとハロコモディティがコラボしてつくった「山小屋キャップ」がとくに人気を集めていた。各山小屋の名物が刺繍であしらわれており、廻り目平から登ることができる金峰山小屋のモデルもある。丸洗いできてメンテナンスも簡単だ。

AQベボリューション

アメリカ西海岸のクラフトビールを中心に取り扱っている。飲食店などに卸しているほか、全国のクラフトビールイベントにも多数参加。

今回はアメリカ・ワシントン州のビールの本場として知られるヤキマの新鮮なホップを使ったクラフトビールを3種提供。クライミングイベントにぴったりな「トワイン・クライマー」、ヴァラエタル・ビアーが造るヘイジ―IPAの「サップカズ」など。どれもよく売れていた。

ガパオスポット|走るガパオライス屋

長野県上田市からやってきたガパオライス専門のキッチンカー。子どものころにタイを訪れた経験からタイ料理にハマり、親子で“走るガパオライス屋”を経営。イベント出店のみで運営している。

お母さんの作るガパオライスが大変おいしい。メニューはガパオライスのほかに砂肝を使った「スナギーモ」やマンゴージュース、グレープフルーツジュースなどがある。

のぐー’sキッチン

「クライムオン!!」には今回初出店。2年前からキッチンカー営業をはじめ、各地を回っているそう。

タコスやタコミート、チーズ照り焼きといったボリューミーなメニューが並ぶなかでも、一番人気はオリジナルタコミートタコス。ホカホカの柔らかなトルティーヤに包まれたタコミートは、スパイスがピリッと効いて元気が出る味。イベントに参加していたクライマーたちにも好評だった。

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PEAKS 編集部

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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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