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岩場での基本を知ろうの段【登山スキル上達道場 いつかはエクスペディション!】其の二|PEAKS 2026年8月号

新人編集部員・ホディが、登山術に精通する〝師匠〞に弟子入りし、スキル上達を図る道場稽古録。
第2回は、岩場の登り方&下り方を習得します。
今回も、いざ体認!

文◉ホディ
写真◉小久江 岳

【師匠】山岳ガイド 佐藤勇介

日本山岳ガイド協会認定山岳ガイド(ステージⅡ)。ガイド業は20年以上で、四季をとおして幅広いフィールドに赴く。東京都・西立川にあるクライミングジム、カメロパルダリスも運営する。

山岳ガイド 佐藤勇介

【弟子】ホディ

4月に新社会人となり編集部入りしたZ世代。登山歴は3年ほどで、さらなる上達を目指す。念願の初任給でなにを買おうか思案するが、なにも思いあたらず”ほしいものが、ほしいわ。”状態に。

岩場の登り方

「身動きができません、師匠!」

悲痛な救難信号が、岩場に響く。初回稽古で岩場での基本姿勢を修めたホディ。フィールド稽古に出ると我先にと駆け出し、岩に取り付いたのだが……動き方が、わからない。

助言を受け、気をよくして4→3→4……と登っていくのだが、動きを止めて見下ろし、はたと気づく。「下りられません、師匠!」

呆れたヤツである!

しかし師匠はそんな落第候補生すら見捨てない。自然、進退窮まっていた。師匠はその窮地を一瞬で把握、助言を飛ばす。「いまは4点支持のいい姿勢だよ。左足だけを上げて3点支持に、次のフットホールドに乗せて4点支持に──というリズムで登っていこう」

①4点支持

登り始めは、両手・両足の4点が壁に接した4点支持。肩幅くらいに足を開き、腕を伸ばしてバランスよし。この体勢から4→3→4点支持の順で登る。

②3点支持

左足を上げて3点支持に。両手と右足はしっかりホールドできているので、体勢も崩れない。なるべく近くのホールドを探り、小さな動きを心掛けよう。

③4点支持【GOOD】

目掛けたフットホールドに左足を乗せ、4点支持に。上体を起こし、足で立ち込んで安定した体勢を保ちつつ、4→3→4の流れを意識して登ってゆく。

岩場の下り方

「緩斜面で着地点が安定していれば前向きに下りるけれど、今回は後ろ向きだね。背中を谷側に向けて、肩越しにフットホールドを探してみて。足場を見つけたら、ゆっくり腰を下ろして重心を移動させる感じね!」

【GOOD!】肩越しに振り返る

足場を探るときは上体を岩から離し、肩越しに振り返るようにして足元を見る。自然と背筋が伸びて姿勢が安定し、観察できる視野も広がるのでGOOD。

【NG!】股下からのぞき込む

股下からのぞき込んでしまうと、両足に遮られて視野が狭くなってしまう。へっぴり腰で谷側に重心が振られてしまい不安定な体勢になるので避けよう。

【NG!】こんな姿勢はNG!

岩にへばりつくと、体の動きが制限されてしまううえ視野が狭まる。
足で立ち込まず腕力に頼ったNG例。重心が下がり明らかに危ない

 

※この記事はPEAKS[2026年8月号 No.179]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。

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PEAKS 編集部

PEAKS 編集部

装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

PEAKS 編集部の記事一覧

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