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ハイ・シエラ、トゥオルミ・メドウズを起点にクライミングトリップ|筆とまなざし#469

予約不要で天然温泉付き! クローリーレイクのキャンプ場

ハイ・シエラでのクライミングの拠点となるマンモス・レイク。スキーリゾートでもあるこの町にはキャンプ場がいくつかあるが、どれも予約が取れなかった。しかもどのキャンプ場も一泊32ドル、日本円で約5,300円(!)と高額だ。そこで見つけたのが、町の中心地から20分ほど車で走った場所にあるクローリー・レイクのキャンプ場だった。平原に静かに広がる湖を見下ろす絶好のロケーションで、ありがたいことに早い者勝ちのキャンプ場なのだった。予約なしでもサイトが空いていれば泊まれるし一泊12ドル(約2,000円)。ほかに選択肢がなかったわけだが、良いところに落ち着けた。しかも近くには天然温泉(ただ温泉が流れるだけの沢)があり、思いがけず毎日温泉に入れるというおまけ付きだった。

ハイ・シエラとは

ところで、まず地理的な説明をしよう。サンフランシスコから東に平原をたどるとシエラ・ネバダ山脈がある。ヨセミテやアラスカを除くアメリカの最高峰マウント・ホイットニーを要する山脈だ。そのシエラ・ネバダ山脈の高山地帯をハイ・シエラと呼んでいる。

ヨセミテから山脈を突っ切り、タイオガ・パス(峠)を越える手前にトゥオルミ・メドウズという草原がある。花崗岩の巨大なドームと森に囲まれたすばらしい場所で、夏のクライミングのメッカとして、そしてハイ・シエラのバックパッキングの玄関口として知られている。タイオガ・パスを越えて内陸に入ったところに、いま、ぼくがいるマンモス・レイクの町がある。今回の旅ではトゥオルミ・メドウズが起点になる。ヨセミテを拠点にしても良いのだが、マンモス・レイクからのほうが若干所要時間が早いし、ヨセミテ・バレー内は食材もヨセミテ価格なのでマンモス・レイクを拠点にしたわけである。

ヨセミテ国立公園内でのクライミングはパーミットの取得が必須

ところで、トゥオルミ・メドウズ周辺はヨセミテ国立公園内になり、一泊以上で山に入る場合はウィルダネス・パーミット(許可証)を取得しなければならない。今回、バックパッキングをしながらクライミングしたいと思っているのがカセドラル・ピーク。かのジョン・ミューアが1869年に初登した岩峰である。この岩山も国立公園内なので、まずパーミットを取るところから始めなければならなかった。

いまではアプリで取れるらしい。しかし、アプリを操作してもクレジットカードの登録がどうしてもうまくできない。また地理感覚やトゥオルミでのクライミングの勝手がわからないので、まずはトゥオルミに日帰りでクライミングに出かけることにした

著者:ライター・絵描き・クライマー/成瀬洋平

1982年岐阜県生まれ、在住。 山やクライミングでのできごとを絵や文章で表現することをライフワークとする。自作したアトリエ小屋で制作に取り組みながら、地元の岩場に通い、各地へクライミングトリップに出かけるのが楽しみ。日本山岳ガイド協会認定フリークライミングインストラクターでもあり、クライミング講習会も行なっている。

https://www.naruseyohei.com

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PROFILE

成瀬洋平

PEAKS / ライター・絵描き

成瀬洋平

1982年岐阜県生まれ。山でのできごとを絵や文章で表現することをライフワークとする。自作の小屋で制作に取り組みながら地元の笠置山クライミングエリアでは整備やイベント企画にも携わる

成瀬洋平の記事一覧

1982年岐阜県生まれ。山でのできごとを絵や文章で表現することをライフワークとする。自作の小屋で制作に取り組みながら地元の笠置山クライミングエリアでは整備やイベント企画にも携わる

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