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トゥオルミ・メドウズでバックパッキングをしながらクライミングトリップを楽しむために|筆とまなざし#472

ハイ・シエラで泊りがけのバックパッキングに出かけるときのルール

「Lambert Dome」の駐車場の手前に「TUOLMNE MEADOWS WILDERNESS CENTER」と書かれた看板があった。ここでウィルダネス・パーミットを取得できるかもしれない。

焦茶色のペンキが塗られた木造の建物の前にはすでに10人ほどのバックパッカーが並んでいた。最後尾に並ぶと小柄な女性レンジャーが出てきて、ウィルダネスでのルールについて説明を始めた。

ハイ・シエラでは、泊りがけでバックパッキングに出かける場合にウィルダネス・パーミットと呼ばれる許可証が必要となる。これは自然保護の観点から、エリアごとに1日にキャンプ可能な人数が決められているためだ。そしてパーミットを取得したエリア内なら、ルールを守れば基本的にどこでキャンプをしても良いことになっている。決められたテント場以外、野営が禁止されている日本の山とはこの部分が大きく異なる。

その主なルールとは、

  • 水源やトレイルから100フィート以上離れること
  • トイレは水源やテントから100フィート以上離れた場所で、6インチの穴を掘って行い、ペーパーなどは全て持ち帰ること
  • テントは砂地や岩の上に建てること
  • ベア・フード・キャニスターを使い、食料や日焼け止めなど匂いのするものは全てその中に入れること
  • ベア・フード・キャニスターはテントから15フィート以上離れた場所に置いておくこと

などである。

レンジャーは注意点を的確かつユーモアを交えながら説明してくれた。そして15分ほどで受付の順番が回ってきた。

地図を広げながら計画を説明し、必要なパーミットを取得できるかどうか尋ねる。「それならここでキャンプをしたらどうかな?」など親身になって計画を考えてくれ、パーミット自体は発行してもらえそうだった。が、ひとつ問題があった。

「パーミットは今日出発する分しか発行できないんです」

これは盲点だった。

当日の朝にここに来たとして、行きたい場所が定員だったら計画を変更するしかないというのはあんまりだと思うけれど、仕方がない。アプリが使えないのが難点だ。

しかし、とりあえずここでパーミットを取得できることはわかった。また日を改めてくることをレンジャーに伝え、今後の予定を立てることにしてキャンプへ戻った。

著者:ライター・絵描き・クライマー/成瀬洋平

1982年岐阜県生まれ、在住。 山やクライミングでのできごとを絵や文章で表現することをライフワークとする。自作したアトリエ小屋で制作に取り組みながら、地元の岩場に通い、各地へクライミングトリップに出かけるのが楽しみ。日本山岳ガイド協会認定フリークライミングインストラクターでもあり、クライミング講習会も行なっている。

https://www.naruseyohei.com

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PROFILE

成瀬洋平

PEAKS / ライター・絵描き

成瀬洋平

1982年岐阜県生まれ。山でのできごとを絵や文章で表現することをライフワークとする。自作の小屋で制作に取り組みながら地元の笠置山クライミングエリアでは整備やイベント企画にも携わる

成瀬洋平の記事一覧

1982年岐阜県生まれ。山でのできごとを絵や文章で表現することをライフワークとする。自作の小屋で制作に取り組みながら地元の笠置山クライミングエリアでは整備やイベント企画にも携わる

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