
はじめてのテント泊登山 計画から実践まで(前編)|PEAKS 2026年9月号
PEAKS 編集部
- 2026年09月04日
INDEX
※この記事は「はじめてのテント泊登山 計画から実践まで」全3回のうちの前編(山行計画編)です。中編(フィールド実践編①パッキング〜設営)、後編(フィールド実践編②山ごはん〜撤収)も今後公開予定ですので、あわせてご覧ください。

山でひと晩をすごすには、どんな準備と行動が必要なのか?
ふたりのPEAKS読者モデルが、山行計画から装備選び、パッキング、設営、食事、撤収まで、最前線で活躍する山岳ガイドとともに、初めてのテント泊登山に必要な知識と流れを実践的に学んだ。あこがれのテント泊登山へ、いよいよ一歩を踏み出すとき。小誌で募った読者モデルのなかから選ばれた2名が、2026年4月号のテント泊登山の装備計画編に登場。それから数カ月を経て、実際の山へ出かける機会が訪れた。
今回は企画を2パートに分け、まずは山岳ガイド・杉本龍郎さんとともに、どんな山をどう歩くのか、山行計画の立て方を学ぶところからスタート。自分たちが抱くテント泊登山の漠然としたイメージを、具体的な計画にどう落とし込んでいくかを聞いた。翌日には全装備を背負ってフィールドへ。天候悪化で実際の1泊は見送ることになったものの、テント場での設営や食事、撤収まで、初めてのテント泊に必要な手順を実践的に体験。所作やテント場で快適にすごすコツ、マナーまで、山でひと晩をすごすための基本を確認していった。
写真◉加戸昭太郎 Photo by Shotaro Kato
文◉福瀧智子 Text by Tomoko Fukutaki
イラスト◉マエハラシオリ Illustration by Shiori Maehara
山行計画編
「絶景のなかで眠りたい」「山でゆっくりすごしたい」。そんなあこがれを実現するには、まず計画づくりが欠かせない。山選び、ルート設定、テント場、行動時間、天気判断まで、初めてのテント泊登山で押さえておきたい視点を、山岳ガイドと読者モデルの座談会形式で整理していこう。
今回はこの3人で話しました!

(左)読者モデル 下田翔さん
仕事仲間の誘いで登山を始め、現在6年目。日帰り登山に打ち込んでいたが、テント泊熱が抑え切れず読者モデルに応募。建設現場の進行管理に携わる、体力自慢の一児の父
(中)山岳ガイド 杉本龍郎さん
ヨーロッパアルプスやNZでのガイドを経て、現在は山梨県韮崎を拠点に山岳ガイドとして活動。今年の春にはヒマラヤの未踏峰2座に登頂。登山家としても挑戦をつづける
(右)読者モデル 吉野美紀さん
元ワンゲル部。前穂・奥穂や立山、海外登山経験もあり、1日の行動時間も長く取れる健脚の持ち主だが、テント泊は未経験。使いやすさが一番のモンベル好き。職業は栄養士
どんな一泊をしたい?
編 まずは改めて、おふたりが「どんなテント泊登山をしてみたいか」から聞かせてください。
吉 私はテントを開けた瞬間にいい景色が見える、というのに憧れます。前回候補に出ていた五色ヶ原も、きれいだと聞いていて。高いところに上がって、そこで一晩すごすことに憧れがあります。
下 僕も景色がいいところがいいですね。あとは、なにもしない時間を楽しむこともできます。
下 山でお酒を飲むなら、そういう計画が合いそう。
杉 山でのんびり飲むのも立派な目的ですね(笑)。ただ、テント泊は自由度が高いぶん、自分で整えることも増えます。最初はハードルを低くして、「泊まることを楽しむ」でいいと思いますよ。
編 どんな一泊にしたいかを考えることで、山やルートも決めやすくなる。
杉 そうです。行きたい山を先に決めるのもいいですが、初めてのテント泊では、自分がどんな時間をすごしたいかを考えると計画が立てやすい。山頂を踏むことだけが正解ではないので、まずは安全に泊まれて、楽しめる一泊にする。それが次のステップにつながると思います。
編 山頂に立つことだけではなく、「山でひと晩すごすこと」そのものに期待があるんですね。杉本さん、初めてのテント泊登山では、まずなにを目的にするといいのでしょうか。
杉本(以下、杉) 初めてなら、無理に山頂を目指すことを目的にしなくてもいいと思います。まずはテントで泊まること、テント生活そのものを楽しむこと。平地だったら当たり前の乾杯や、なにもしない時間が、山のテント場では特別な時間に変わります。
編 山頂を目指すより、まずはテント泊を体験する。
杉 そうですね。山頂も行きたい、長く歩きたい、食事も凝りたい、縦走もしたいとなると大変です。最初から全部をがんばろうとしないほうがいい。初回で苦い経験になると、次に行きづらくなってしまいますから。
吉 たしかに最初からよくばりすぎると楽しむ余裕がなくなりそう。
杉 山頂にこだわらないなら、ヘルメットが必要なルートを避けられるかもしれないし、食料や嗜好品を少し充実させて、テント場でのんびりしたいです。山でお酒を飲んだり、なにもしない時間をすごしたり。
STEP1 どんな一泊をしたい?
初めてのテント泊登山では、山頂を目指すのか、絶景ルートを歩きたいのか、テント場ですごす時間を楽しむのかをまず考えたい。景色、温泉、食事、仲間との時間など、目的が変われば選ぶ山やルート、装備も変わるからだ。雑誌のルポや写真集、SNSなどを参考にしながら、漠然としたあこがれを具体的な山行イメージに変えていこう。



STEP2 山とルートの情報を集める
行きたい山が見えてきたら、登山アプリ「YAMAP」や昭文社『山と高原地図 白馬岳2026』(¥1,760)、同社の地図アプリ「ヤマチズ」などで情報収集を進めよう。地図に表示された歩行時間や標高差、登山口、水場、テント場などを確認しながら、思い描いた山行イメージを具体的なプランへ落とし込み、実現可能な計画として固めていく。


テント泊のスタイルを選ぶ
では、テント泊登山のスタイルについて整理していきます。今回は「ベースキャンプ型」「山頂アプローチ型」「縦走型」の3つに分けて紹介します。
杉 初心者におすすめしやすいのは、ベースキャンプ型ですね。テント場にテントを張り、そこを拠点に周辺の山へ行くスタイルです。
編 テント場を基地にするイメージですね。
杉 そうです。テント場までのアプローチが大変すぎなければ、食料や嗜好品も少し充実させやすい。無理に山頂まで行かなくても、まずはテントを張って、外で泊まることを楽しむだけでも十分です。
吉 ベースキャンプ型なら、テントでの時間も取りやすそう。
杉 はい。ただ、テント場に荷物を置いて出かける場合は、食料の管理に注意が必要。最近は熊や小動物への対策が重要で、場所によってはフードコンテナに入れる、食べ物を放置しないなど、ルールが明確なところもあります。
編 山頂アプローチ型は、山頂近くのテント場まで装備を担ぎ上げるスタイルですね。
杉 たとえば槍ヶ岳山荘や北岳肩の小屋のように、山頂まであと少しという場所にテント場がある場合です。高い場所で泊まれるので景色はいいですし、すべて自分で担いで上がった達成感も大きい。ただし、その分体力が必要で、到着時間もシビアになります。
下 そこまで担ぐ、やった感がありそう!
杉 ありますね。ただ人気のテント場では予約制や先着順のところもあり、着くのが遅いと張る場所がない可能性もあります。景色がいい場所ほど混むので、事前の情報収集は大事です。
編 そして3つ目が縦走型。
杉 縦走型は、登山口と下山口が違うスタイル。稜線や尾根をつないで、いくつかのピークやテント場を経由しながら歩く。憧れは強いと思いますが、初心者がいきなり挑むのは無理があるかも。
下 かっこいいけど、逃げ場が少なそうですね。
杉 まさにそこです。ベースキャンプ型なら、天気が悪ければテント場で停滞したり、山頂を諦めたりできます。でも縦走型は、先に進むのか戻るのかの判断が難しくなる。登山口と下山口が違うので、交通手段の計画も必要です。
編 車の場合は?
杉 自分と仲間との2台をうまく使うケースや、下山口へ車を回送してくれる業者があるエリアもあります。交通計画も含めて山行計画なので、下山後にどう移動するかまで考えておきたいですね。
吉 行程が長くなるほど、天気が崩れることもありそうですね。
編 計画段階で「これは初回には厳しい」と判断するポイントはありますか。
杉 行動時間が10時間以上になるような計画は避けたほうがいいですね。あとは、いきなり長い縦走やエスケープしづらいルートも避けたい。小屋泊で一度歩いたことのあるルートをテント泊でたどるなら、地形や雰囲気がわかっているので考えやすいですが、初めての山、初めてのテント泊で、長い行程というのはリスク。
下 テント場の予約はどうなっていますか?
杉 コロナ以降、予約制のテント場が増えました。予約していても、到着が遅れれば設営が暗くなるし、天気が悪ければ状況は変わります。ただ、予約があることで管理側が入山者を把握しやすくなるメリットもあります。遭難時に警察と連携しやすいなど、安全管理の意味でも大切なんですよね。
編 交通手段も計画の一部と考えますよね。
杉 まさにそうですね。3日、4日と歩けば、どこかで雨に遭う前提で考えたほうがいいです。稜線上は風も雷も怖い。だから縦走型は天気予報の見方、エスケープルート、食料計画、体力、すべてが重要ですね。加えて、夜の風の音で眠れなかったり、雨のときに靴や荷物の置き場に困ったり、テント泊にはやってみないとわからない問題があります。まずはベースキャンプ型で経験して、それから山頂アプローチ型、縦走型へ進むのが安心だと思います。
STEP3 テント泊のスタイルを選ぶ

縦走型
登山口から稜線へ上がり、複数の山やテント場をつなぎながら歩くスタイル。山旅らしい充実感がある一方、行程が長く天候判断もシビア。体力や経験を重ねてから挑戦したい山行だ。

山頂近くのテント場まで装備を担ぎ上げ、そこを拠点に山頂を目指すスタイル。高所で泊まる達成感や絶景が魅力だが、荷物の重さや到着時間、テント場の混雑には注意する必要がある。

ベースキャンプ型
テント場を拠点に、周辺の山を軽装で往復するスタイル。重い荷物を置いて歩けるため体力的な負担が少なく、食事や嗜好品も充実させやすい初心者向きのテント泊。まず一泊を楽しみたい人に
計画を数字に落とし込む
編 行きたい山やスタイルが決まったら、具体的な計画。まず気になるのが、重いパックを背負ったとき、日帰り登山と比べてどのくらいペースが落ちるのかということです。
下 日帰りの荷物とは全然違うと思うので、計画上はどのくらい余裕を見ておけばいいでしょうか?
杉 人によりますが、初めてならコースタイムの1・2〜1・5倍時くらいにテント場へ着くイメージです。遅くとも15時には着いておきたい。16時着の計画だと、少し遅れただけで設営や食事が暗くなってからになってしまいます。
下 着いたら終わり、じゃない。
杉 そこから受付をして、張る場所を探して、テントを設営して、水を汲んで、夕食の準備をして、翌朝の準備もします。初めてなら設営にも時間がかかりますしね。
吉 14時に着けると、かなりゆっくりできそう。
杉 そうですね。濡れた寝袋やタオルを乾かす、装備を直す、気になっていたパッキングを見直す、そういう時間が取れます。じつはその時間がすごく贅沢なんです。早く着くことで、山の時間を楽しむ余白が生まれます。
編 標高差はどうでしょう。
杉 目安としては、1日の標高差は多くても1000mくらい。それ以上はひとつの登竜門という感じがありますね。
吉 私は1500m登らないと物足りないって思ってしまうけど、荷物が重いとそうもいかないか。
編 うわ〜強いですね!
杉 普段からよく歩いている人ならもう少し行けるかもしれません。ただ、初めてのテント泊では、次の日も行動することを考える必要があります。初日にがんばりすぎると、翌日つらくなる。1000mくらいに収めると、翌日も動きやすいかな。
編 ちなみに、1日の行動時間はどれくらいが目安ですか。
杉 初めてなら、長くても6〜8時間くらいで計画したいところ。朝7時に出発して、昼すぎから14時くらいにテント場へ着くのが多くて、そこにひとつの余裕も生まれます。
吉 私は1日目と2日目でも変わりそうですね。
杉 変わります。テント場でよく眠れなかったり、夕食があまり食べられなかったり、トイレが出なかったりすると、翌日の体調に響きますからね。ペースは体力だけではなく、睡眠や食事、トイレの問題にも左右されます。
杉 登山口までのバスの時間、駐車場の混雑、下山後の交通も大事です。とくに縦走型では、登山口と下山口が違うので、公共交通機関でつなぐのか、車を回送するのか、仲間と車を入れ替えるのかまで考えます。山に入る前と下りた後の計画が曖昧だと、現場で困ることになります。
編 行動時間、標高差、到着時刻、予約、交通。行きたい気持ちを数字と条件に落とすことで、計画の現実味が見えてくる。
杉 具体的な数字にすると、行けるかどうかが見えます。厳しければ、山を変える、日程を変える、手前のテント場にする、山頂を諦める。そういう判断が臨機応変にできるようになる。そういう意味でやはり初めてのテント泊では、よくばらず、余白を多めに持つことが大事ですよ。
STEP4 計画を数字に落とし込む

1日の標高差は500〜1,000mが目安
初めてのテント泊では、1日の標高差は500〜1,000m程度を目安に。重い荷物は体への負担が大きく、思うように登れなかったという声も少なくない。翌日の行動も考え、登りすぎない計画にしたい。

1日の行動時間は長くても8時間まで
テント泊装備では、日帰りよりペースが落ちやすい。コースタイムは1.2〜1.5倍を見込み、1日の行動時間は長くても8時間までに。最初はテント場到着後にも余裕がもてる6〜7時間程度だと安心。

予約の有無と営業状況を確認
テント場は予約制の場所が増えている。予約の有無、営業期間、受付時間、水場、トイレ、料金などは事前に確認を。支払いは現金のみか、キャッシュレス対応かも含め、公式情報をかならず見ておこう。

テント場到着は14時までが理想
テント場到着後は、受付、場所選び、設営、夕食準備などが待っている。遅くとも15時、できれば14時までの到着を目指すのが理想的。明るいうちにゆとりをもって夜の準備まで済ませたい。
天気を見て行くかを判断する
編 テント泊では、日帰り登山以上に天気の影響が大きくなりますよね。
杉 はい。テント泊では夕方から夜、翌朝まで山のなかにいます。雨、風、気温の変化を受けつづけるので、天気判断は重要です。
編 杉本さんが実際に使っているおもな天気サイトは、ヤマテン、マウンテンフォーキャスト、ウィンディの3つですね。
杉 ヤマテンは山岳気象の専門的な概況を見るのに使います。山域ごとの天気だけでなく、どういう気圧配置で、なにがリスクになるのかを把握しやすい。登山者向けのコメントがあるので、行くかやめるかの判断材料になります。
編 マウンテンフォーキャストはどうでしょう。
杉 山ごとの標高別の天気や気温、風を確認しやすいです。海外サイトですが日本の山でも使えます。予報がやや保守的に出ることもありますが、山頂付近の気温や風の傾向を見るには便利です。
編 ウィンディは?
杉 ウィンディは視覚的にわかりやすい。風、雨、雲、気温などを地図上で見られて、複数の気象モデルにも切り替えられます。広い範囲で、どこから風が入ってくるのか、雨雲がどう動くのかを見るのに使います。
下 複数を見比べるんですね。
杉 見比べたほうがいいです。サイトによって楽観的だったり、保守的だったりします。どれかひとつが悪く出ているなら、その理由を考える。全部悪ければ、かなり慎重に判断したほうがいいです。
編 とくに風は、テント泊では大きな判断材料ですよね。
杉 はい。秒速15mを超えるような風速だとテントを張ること自体が難しいし、設営中に飛ばされたり、夜に眠れないほど揺れることもあります。稜線上のテント場では、とくに風を見ます。
吉 雨よりも風のほうが怖い場合もありますか。
杉 ありますね。雨は濡れ対策をしていればある程度対応できますが、風はテントの設営や撤収に直結しますから。気温も標高が1000m上がるとおおよそ6℃下がります。そこに風が吹くと体感温度もさらに下がるので、防寒着や寝袋の保温力もしっかりと確認しておきたいです。
下 天気判断は、いつごろ行なうのがいいのでしょうか。
杉 まず数日前から大きな傾向を見ます。3日前くらいに一度判断して、前日にも確認。遠方で前泊が必要な場合は、出発前に判断しないといけないこともあります。ヤマテンなどは更新時間が決まっているので、最後の更新を見て判断することもあります。
編 当日の朝も?
杉 はい。ただ、当日朝に初めて判断するのでは遅い場合もあるので、数日前から代替案を考えておく。山を変える、ルートを短くする、テント場を変える、中止する。選択肢を持っておくと判断しやすいですね。最初から「悪ければここでやめる」「この時間までに着かなければ引き返す」「風が強ければ稜線に出ない」と決めておく。現場で疲れていると判断が鈍るので、事前に撤退の基準を持っておくことが大事です。
下 行きたい気持ちだけで進んでしまいそう!
杉 そうですね。でも、山はやめたから失敗ではありません。テント泊は何回でも挑戦できます。天気がいい日に余裕をもって楽しめる計画にしたほうが、結果的にいい経験になりますからね。
編 天気を見ることは、たんに晴れか雨かを確認することではなく、行く、変える、やめるを判断するための材料を集めること。
杉 そのとおりです。風、雨、気温を見て、山域やルート、テント場の条件と合わせて考える。初めてのテント泊では、とくに安全側に寄せていいと思います。山でひと晩すごす時間を楽しむためにも、天気判断はよくばらず、慎重にしておきたいですね。
STEP5 天気を見て行くかを判断する
杉本さんがよく使う天気サイト3つ

Mountain Forecast
山ごとの予報を確認でき、標高別の気温や風、降水量の目安がわかる。山頂と登山口の天候差を把握でき、高所の冷えや強風を読む材料に。日本の山を探しやすくまとめた個人サイトも

Windy
風、雨、雲、気温などを地図上で視覚的に確認できる。「広域の気象変化や風の流れを把握しやすく、複数の予報モデルを見比べられるのも便利」と杉本さん。直感的に使える点も魅力。

ヤマテン
山岳気象予報士・猪熊隆之氏が率いる、山岳気象に特化した予報サービス。山域ごとの天気や風、気温に加え、気圧配置や荒天リスクも確認できる専門性の高い情報源として重宝される。
テント泊基本装備リスト
GEAR
登山靴★/バックパックとレインカバー★/トレッキングポール☆/ヘッドランプ★/テント★/寝袋★/マット★/枕☆/シュラフカバー☆/クッカー・ストーブ・燃料★/カトラリー・食器★/水筒・ウォーターキャリー★/ヘルメット☆
WEAR
レインウエア上下★/ベースレイヤー★/トレッキングパンツ★/ソックス★/防寒着★/着替え(1セット)★/帽子★/グローブ★
ACCESSORY
サングラス★/コンパスと地図★/時計★/GPS・地図アプリ☆/日焼け止め★/速乾タオルや手ぬぐい★/洗面用具★/トイレセット(ペーパー、回収袋など)★/ゴミ袋や密閉袋★/保温ボトル☆/筆記用具とメモ☆/LEDランタン○/サンダル○/テントシューズ○
EMERGENCY / OTHERS
行動食・非常食★/嗜好品○/ファーストエイド・常備薬★/エマージェンシーシート★/健康保険証に準ずるもの・身分証明書★/モバイルバッテリー・予備電池★/濡れたテント等を入れる大型ビニール袋○/リペアテープ・細引き・結束バンドなど☆
マーク:★は必携、☆は状況に応じて、○はあると快適
計画から当日までの流れ目安 TIME LINE
1カ月以上前 日程・山域を決める
日程や予備日、行きたい山域、同行者、テント泊のスタイルを決める
3〜4週間前 ルートを下調べする
山と高原地図やYAMAPなどで、コースタイム、標高差、水場、エスケープルートを確認
2〜3週間前 テント場・交通を確認
予約の有無、営業状況、水場、トイレ、登山口までのアクセスを調べる
2週間前 ギアを整える
テント、寝袋、マット、バックパック、雨具、防寒着などを確認し、必要に応じて買い足す
1週間前 食事を計画する
夕食、朝食、行動食、嗜好品、水の量、ゴミ処理を考え、調理道具を準備する
3日前〜前日 天気を見て判断
天気予報サイトなどで、雨、風、気温を確認。行く・変える・やめるを判断。また代替プランも考えておく
前日 パッキングと最終確認
実際にバックパックへ詰め、忘れ物を確認。登山届を提出する
当日朝 出発前チェック
要冷蔵のものをパッキングし、最新の天気、交通などを確認して出発する
杉本さんの経験からあると便利なツール例

土のう袋

細引き

浄水器

防水ソックス
土のう袋は敷いて座る、置く、濡れ物を入れる、寒ければ足を突っ込むなど万能アイテム。細引きはウエアや寝袋の乾燥に、浄水器は万一の水確保に役立つ。テント周辺ではワークマンの防水ソックスを愛用。
※この記事はPEAKS[2026年9月号 No.180]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。
※最新の情報を直接ご確認の上ご計画ください。
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写真◉加戸昭太郎 Photo by Shotaro Kato
文◉福瀧智子 Text by Tomoko Fukutaki
イラスト◉マエハラシオリ Illustration by Shiori Maehara
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PROFILE
PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
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