
タデイ・ポガチャルがUAEチームエミレーツ・XRGとの契約を2032年まで延長! 今シーズンは怪我により終了
福光俊介
- 2026年09月05日
UCIワールドチームのUAEチームエミレーツ・XRGは9月5日、今年のツール・ド・フランス覇者で同大会5度制覇のタデイ・ポガチャル(スロベニア)との契約を2032年まで延長したことを発表した。また、ブエルタ・ア・エスパーニャ期間中の落車負傷により、2026年シーズンを終了することも明らかにした。
ポガチャル「達成したいことはまだまだある」
ポガチャルは2019年に現チーム(当時UAEチームエミレーツ)に加入。以来、破竹の勢いでビッグレースを制し、ツールでは2020年に初の個人総合優勝。その後2021年、2024年、2025年と制し、今年はついに5度の大会制覇「5勝クラブ」入りを達成した。
ツール以外にも数々のタイトルを手にしており、2026年シーズンはストラーデ・ビアンケ、ミラノ~サンレモ、ロンド・ファン・フラーンデレン、リエージュ~バストーニュ~リエージュ、ツール・ド・ロマンディ、ツール・ド・スイスでいずれも優勝。今季だけで22勝を挙げた。

ポガチャルとUAEチームエミレーツ・XRGとはかねてから2030年までの長期契約を結んでいたが、それをさらに延長することに。この決定にポガチャルは「チーム加入以来、僕にとって我が家のような場所だった。長年にわたって一緒に成長し、素晴らしい瞬間を共有してきた。2032年までの契約延長は本当にうれしい」と喜ぶ。さらには、「達成したいことはまだまだある。それを果たすのに最適な場所だと信じている。チームからの信頼にとても感謝しているし、一緒に築き上げていけることにワクワクしている」と続けた。
2026年シーズンは終了 回復に専念
ポガチャルはグランツール2冠を目指し出場していたブエルタで落車負傷。8月29日に行われた第8ステージでリタイアを余儀なくされた。複数箇所の怪我が認められたうち、左鎖骨骨折はスペイン・バルセロナの病院で手術。その後拠点のモナコへと戻っている。
この怪我に関連し、チームはポガチャルの2026年シーズンが終了すると発表。3連覇がかかっていたUCIロード世界選手権や、勝てば6連覇だったイル・ロンバルディアは欠場する。
シーズンを終える決定に関連し、ポガチャルとチームは明確な復帰時期を定めず、完全な健康状態を取り戻すために回復とリハビリを最優先するとしている。

「こんな形でシーズンを終えたくなかった」と悔やむポガチャルだが、「しっかりと回復し、体に必要な時間を与えることが一番大切。自宅からチームメートを応援しながら、来シーズン万全の状態で戻れるよう準備する」と前を向く。
チームのメディカルディレクターを務めるエイドリアン・ロトゥンノ医師は、「脳震盪、C7頸椎骨折、鎖骨の開放骨折が認められる状況を考慮し、シーズンを見送ることに決定した」と明かす。今後のリハビリについては「まず重要になるのが、脳震盪の回復プロトコルを慎重に進めること。医学的に回復し、本人も準備が整った段階で初めて、トレーニング負荷を徐々に増やしていく許可が出る。タデイのプレッシャーを取り除き、回復に100%集中できる状況が整ったらトレーニングや実戦を見据えていく」と説明した。
UAEチームエミレーツ・XRGによる声明
https://www.uaeteamemirates.com/uae-team-emirates-xrg-announces-contract-extension-tadej-pogacar-2032/
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