
クライミングトリップに向けての準備。もろもろの手続きを済ませ円安の影響を考える|筆とまなざし#465
成瀬洋平
- 2026年06月17日
クライミングトリップに出かける前に。手続きすることが意外と多い
今年は例年よりも早く梅雨入りした。月末からクライミングトリップに出かけるのでその前にクライミング講習の仕事をみっちり入れているのだけれど、果たして開催できるかどうか。とりあえず今週末は大丈夫そうだ。明日から10日間ほど小川山へ出稼ぎに出かける。帰ってきたら数日後に出発なので、その前に諸々の準備を済ませておきたい。
旅行中に有効期限が切れるパスポートは先月更新した。国際免許も小川山から帰ってきたらできている手筈。海外クライミング対応の保険は今日書類が届くので手続きを済ませる。カナダへ入国する際は電子渡航認証「eTA」を申請しなければならず、アメリカの場合は「ESTA」が必要。どちらも申請完了。出発前に手続きしなければならないことが意外と多い。ちなみにレンタカーの予約などはずいぶん前に済ませているので大丈夫、なはずだ。
次にギアの選別。装備の準備は楽しいので基本的に好きなのだが、軽量化する必要もあるのでなかなか難しい。とくに重たいロープは考えもので、今回は普段のクライミングとは違うシステムで登ろうと思っている分、ロープ径や長さをどうするかを検討している最中だ。
ロープを出発前に揃えるかどうかを検討中
ロープはこれまでは現地で買うこともあった。預け荷物の重量を削れるし現地のほうが安かったからだ。しかし、いまは円安の影響でそうともいえない。
たとえば、1年前のイタリアのことを思い出してみる。イタリア製のクライミングシューズは日本国内との価格差が1〜2割程度。日本への輸送費や関税を考えるとびっくりする。日本での価格も鰻登りに高騰しているが、輸入代理店の努力には頭が下がるばかりである。
北米はどうか。試しに、あるヨーロッパメーカーのロープの価格を比較してみた。日本の販売価格は税込30,800円。カナダは日本円換算で31,024円、アメリカだと35,278円になる。これは単純な為替レートなので、両替したりカード払いの場合はもっと価格差が大きくなる。おまけに海外は税抜価格なのでさらに上乗せされる(免税申請は未開封の商品に限る)。ざっくり、アメリカでは日本より1万円近く高くなるだろう。
日本でも物価高が叫ばれてひさしいが、海外と比べれば格安である。実際、日本で爆買いして本国で転売するという外国人も多いと聞く。なんでも、自国で買うと日本の2倍するものもあるのだとか。
とにかく、荷物は嵩むけれど出発前に揃えたほうが得策だ。もう少し検討してみよう。
著者:ライター・絵描き・クライマー/成瀬洋平
1982年岐阜県生まれ、在住。 山やクライミングでのできごとを絵や文章で表現することをライフワークとする。自作したアトリエ小屋で制作に取り組みながら、地元の岩場に通い、各地へクライミングトリップに出かけるのが楽しみ。日本山岳ガイド協会認定フリークライミングインストラクターでもあり、クライミング講習会も行なっている。

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