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内野艶和が女子オムニアムで銀、佐藤水菜が女子スプリントで銅メダル獲得!上海世界選手権3日目

自転車トラック競技世界一を決める大会である「2026年UCIトラック世界選手権大会」が、中国・上海で10月14日(水)から10月18日(日)まで開催されている。前日の梶原悠未の銀メダル、中野慎詞の銅メダルに続き、日本ナショナルチームの勢いが止まらない。中長距離の複合種目である女子オムニアムでは、内野艶和が世界のトップ選手たちとハイレベルな死闘を演じ、見事銀メダルを獲得。さらに、前日に準決勝進出を決めていた短距離のエース・佐藤水菜が女子スプリントで銅メダルを掴み取った。連日のメダル獲得で、日本代表が上海のバンクで大きな存在感を放ち続けている。

止まらぬ快進撃!日本チームが連日の複数メダル獲得

写真提供:日本自転車競技連盟

大会2日目のメダルラッシュの熱気が冷めやらぬ上海崇明ベロドローム。大会3日目となった10月16日も、日本ナショナルチームは世界トップレベルの舞台で輝かしい結果を残した。

この日は中長距離の過酷なサバイバル総合種目「女子オムニアム」に内野艶和が出場したほか、前日の予選・本戦を勝ち上がってベスト4入りを果たしていた佐藤水菜が「女子スプリント」のメダル争いに挑んだ。

女子オムニアム:内野艶和が堂々の銀メダル!卓越したレース巧者ぶりで世界2位へ

写真提供:日本自転車競技連盟

1日にスクラッチ、テンポレース、エリミネーション、ポイントレースの4種目を走り抜く、中長距離の万能性が問われる過酷な「女子オムニアム」。日本からはロード・トラックともに世界水準の走力を持つ内野艶和が出場した。

各国のオリンピック・世界選手権メダリストが顔を揃える中、内野は序盤の種目から抜群のレースセンスを発揮。常に先手を打つ位置取りと力強いペダリングで上位争いに食らいつき、高得点をキープして後半戦へと駒を進める。

写真提供:日本自転車競技連盟

勝負を決する最終種目・ポイントレースでも、内野は冷静沈着かつアグレッシブに立ち回った。激しいアタック合戦が繰り広げられる中、要所でのポイント周回で確実に得点を積み重ね、ライバルたちの猛追を退けて堂々の総合2位フィニッシュ。世界の頂点を争う総合種目において、見事な銀メダルを獲得した。

写真提供:日本自転車競技連盟

女子スプリント:佐藤水菜が世界屈指の激闘を制し銅メダル獲得!世界の表彰台に登壇

写真提供:日本自転車競技連盟

大会2日目の準々決勝で元世界女王レア・ゾフィー・フリードリヒ(ドイツ)をストレートで下し、ベスト4へと勝ち上がっていた佐藤水菜。迎えた3日目は、準決勝およびメダル決定戦が行われた。

1対1の極限のスピードと心理戦が繰り広げられるスプリント種目。準決勝でも世界屈指のトップスプリンターを相手に一歩も引かない鋭いダッシュと巧みなコース取りを披露。続く3位決定戦(銅メダル決定戦)では、研ぎ澄まされた集中力と圧巻の末脚で相手を圧倒し、見事勝利を飾った。

写真提供:日本自転車競技連盟

佐藤水菜は世界選手権の女子スプリントで自身初となる銅メダルを獲得。ケイリンのみならずスプリントでも世界の超一流であることを改めて世界中に知らしめた。

2日目に続き、3日目も銀・銅と2つのメダルを獲得した日本ナショナルチーム。短距離・中長距離ともに高い総合力と勝負強さを発揮しており、大会後半戦の種目に向けても大いなる弾みをつける一日となった。

写真提供:日本自転車競技連盟

男子個人パシュート:ミランが自身の世界記録を更新、史上初の「3分59秒切り」で金メダル

写真提供:日本自転車競技連盟

海外勢では、男子個人パシュートでイタリアのジョナタン・ミランが圧巻のパフォーマンスを披露した。予選でミランは4kmを3分58秒850で走破。自身が2024年世界選手権(デンマーク・バレロップ)でマークした3分59秒153を更新し、史上初めて「3分59秒」を切る世界新記録を打ち立てた。決勝でもデンマークのフレデリク・マドセンを4分00秒769で退け、個人パシュートの世界王者に輝いた。ミランはロードではグランツールのスプリントステージを制するトップスプリンターであり、トラックでは東京オリンピックの男子チームパシュートで金メダルを獲得した実力者。改めてその傑出した脚力を世界に示す走りとなった。日本からは梅澤幹太が出場し、予選で4分13秒799・全体22位。惜しくも決勝ラウンド進出はならなかった。

男子1kmタイムトライアル:ホーグランドが史上最多5度目の世界王者に

写真提供:日本自転車競技連盟

短距離の花形種目・男子1kmタイムトライアルでは、オランダのジェフリー・ホーグランドが58秒713の好記録で優勝。キロの世界選手権で史上最多となる5度目の金メダルを手にした。2位はフランスのエティエンヌ・オリヴィエロ(59秒365)、3位はイギリスのジョセフ・トゥルーマン(59秒414)。オリンピックのチームスプリント王者でもあるホーグランドが、1kmTTのスペシャリストとしての絶対的な強さを見せつけた。日本の松田祥位は予選を1分01秒812・全体17位で走り切り、決勝進出とはならなかった。

男子ポイントレース:スチュワートが制し、イギリスがこの日2つ目の金

写真提供:日本自転車競技連盟

40km・160周で争われた男子ポイントレースは、イギリスのマーク・スチュワートが35点を獲得して優勝。女子オムニアムのアンナ・モリスに続く、イギリス勢この日2つ目の金メダルとなった。2位にはポイントレースやマディソンを得意とするフランスのバンジャマン・トマ(28点)、3位にポルトガルのカルロス・サルゲイロ(27点)が入った。日本からは兒島直樹が出場し、積極的な展開を見せたものの12位・1点。世界の高速レースの中で経験を積む走りとなった。

リザルト:2026年UCIトラック世界選手権 3日目

男子ポイントレース

1位 マーク・スチュワート(イギリス) 35点
2位 バンジャマン・トマ(フランス) 28点
3位 カルロス・サルゲイロ(ポルトガル) 27点
…
12位 兒島 直樹(日本) 1点

女子オムニアム

1位 アンナ・モリス(イギリス) 125点
2位 内野 艶和(日本) 114点
3位 アマリエ・ディデリクセン(デンマーク) 107点

男子1kmタイムトライアル

1位 ジェフリー・ホーグランド(オランダ) 58.713
2位 エティエンヌ・オリヴィエロ(フランス) 59.365
3位 ジョセフ・トゥルーマン(イギリス) 59.414
…
17位 松田 祥位(日本) 1:01.812(予選敗退)

男子個人パシュート

1位 ジョナタン・ミラン(イタリア) 4:00.769 ※予選で3:58.850の世界新記録
2位 フレデリク・マドセン(デンマーク) 4:06.038
3位 フィリッポ・ガンナ(イタリア) 4:02.275
…
22位 梅澤 幹太(日本) 4:13.799(予選敗退)

女子スプリント

1位 袁麗穎(中国)
2位 エマ・フィヌカン(イギリス)
3位 佐藤 水菜(日本)

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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